Archie Shepp

シェップです。
が、フリー・ジャズ・シリーズに登場頂くのは、強い引っ掛りがある。
23歳でCecil Taylorの所からデビュー、そしてThe New York Contemporary Fiveの結成、この辺りがフリーの闘士と見られているのだろうか。
これから紹介するアルバムを見てもらえば違ったシェップが見えてくるでしょう。

shepp1_convert_20151212224022.jpgAttica Blues(Impulse)

シェップとImpulseは切っても切れない関係、代表作がずらりと並んでいます。 一番手は大編成のアッティカ・ブルース。 

1971年9月9日にカリフォルニアのサン・クェンティン刑務所で服役していた黒人急進的思想家ジョージ・ジャクソンが脱獄を試みて失敗し射殺された。 これに呼応して、アッティカ刑務所で暴動が発生。
 
シェップはどんな思いでこのアルバムを禄音したのだろうか?


shepp4_convert_20151212222301.jpg Fire Music(Impulse)

笑う子供も嗤う大人も固まる花髑髏(ドクロの漢字はこう書くらしい}のシェップです。
この盤10年以上棚に収まったまま、内容思い出せないが紹介に値する内容だったことは確かだ。

やっぱりこの盤はLPでないとダメですね。



shepp10_convert_20151212223531.jpg Live At the Donaueschingen(SABA)

ドイツ南西部に位置するドナウエッシンゲン、1967年に催された音楽祭での録音。
B面に入っている"The Shadow of Your Smile"のメロディ、このテーマを聴くだけで心揺さぶられる名演、皆に聴いて欲しいシェップです。



続いてのお勧めがこれ。


shepp3_convert_20151212222222.jpg Steam(enja)

アルバム・タイトルは”湯気”、汗ダラダラのシェップのジャケ写真が示す通り熱い演奏だ。
1曲目は”A MESSAGE FROM TRANE”、イタコが呼び寄せたトレーンの前での熱演、熱くなるのは頷ける。

レーベルはドイツのEnja、黄ばむジャケットは玉に傷だ。



shepp7_convert_20151212222444.jpg A Sea of Faces(Black Saint)

1972年に”The Cry Of My People” (Impulse)をリリース、3年の沈黙を経て明るくなって戻ってきたシェップがここにいます。 同年にリリースされた”There's a Trumpet in My Soul”(Freedom)とイメージが重なる。

ここには怒りに満ちたあのシェップはいない。 


shepp8_convert_20151212222514.jpg You're My Thrill(Vent Du Sud)

Michel Marreというトランペッターは今もよく分かりませんが、ピアノは名探偵シーグフリード・ケスラーが共演しています。 スタンダードを並べたこの盤、シェップはシェップです。

間違えな~し、シェップは最高~。


 
shepp5_convert_20151212222340.jpg IN MEMORY OF (L+R)

誰が仕掛けたのかチェット・ベイカーとの共演、この二人の組み合わせには期待と不安が入り混じるが、意外としっくり、ビックリです。

どう説得したのか分かりませんが、この二人に会話はあったのかな? 必要最低限のボソボソ話しか想像できませんが、とっても仲良しの会話が交わされていたとしたら...面白ですね、想像するだけで。

この盤も素晴しいです。



最後は番外で、これ。

priSangetta Divine Song (N.P.A.)

ギターのSangeeta Michael Berardiのアルバム、シェップの中では珍しい1枚。
これ隠れ名作です。 こちらで紹介しています。


我ながら大満足の盤選、幅広いシェップが並んだ。
他にも名盤が沢山、この8枚でどうでしょうか。
全ての盤がお勧めですよ

このシリーズ、次は誰にしようかな!
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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No title

tam.raさん、こんばんは。

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

これ持っていると思って持ち盤を調べてみたら、Chet と演奏しているのは、Bud Shank でした。もう完全に記憶が錯乱しています。(泣)
Shepp と Chet なんだか面白そうですね、聴いてみたくなりました。

私の大好きな Shepp の一曲は、Aneette Lowman というヴォーカリストの伴奏をしている Shepp のブキブキ唸るサックスです。それがまたMy Funny Valentine なので Chet と勘違いしていたのかと思いますが、この Shepp がどういう分けか、凄く好きでフェヴァリットを集めたCDに収めています。

フリー・ジャズはほとんど聴かないのですが、たまに聴くと刺激的ですね。
今年もまたよろしくお願い致しますね。

Re: No title

まん丸クミさん、こんばんは。

明けましておめでとうございます。
昨晩まん丸さんのブログ訪問して、コメント入れようと...
近々入れさせて頂きます。

> Shepp と Chet なんだか面白そうですね、聴いてみたくなりました。

シェップって、歳と共に枯れてきて、ベン・ウェブスターみたいで聴き易くなっています。
チェットとの共演盤、フリーっぽさはないので見つけたら聴いてみて下さい。

> 私の大好きな Shepp の一曲は、Aneette Lowman というヴォーカリストの伴奏をしている Shepp

Lover Manというアルバムですね。
知りませんでした。 大スタンダード大会、しかもボーカルと一緒、見つけたら買ってみます。

> 今年もまたよろしくお願い致しますね。

こちらこそ、お願いします。

No title

こんばんは

Sheppは、多作家なので、未聴盤もけっこうあり
おそらくそんな中にも良い物があると思われますが、
ここに無いものでいくつかあげるなら

●The Way Ahead (Impulse)
●Yasmina a Black Woman (BYG)
●I Didn't Know about You (Timeless)
●Live in Tokyo (Denon)
●True Ballads (Venus)


数が多いので絞るのがむずかしいですね。

最新記事でもありましたが
当方も最近TZDIK盤を買ったら、全編語りだけというのがあり
いや、まいりました。
コワいですねえ。

Re: No title

J Worksさん こんばんは

Sheppはリーダアルバム何枚出しているのでしょうかね。
50枚?、もっと有りそう。
私も未聴盤沢山あります。

> ●I Didn't Know about You (Timeless)
> ●True Ballads (Venus)
> ●Live in Tokyo (Denon)
この3枚は未聴です。

> ●Yasmina a Black Woman (BYG)
これは載せるか迷った1枚、このアートテイラーが良いですね。

> 最新記事でもありましたが
> 当方も最近TZDIK盤を買ったら、全編語りだけというのがあり
> いや、まいりました。

怒る気持ちにもならない内容、J Worksさんも是非買って聴いてみて下さい。
この気持を共有しましょう。

No title

ジャズテナーでいちばんいい音出す男。それがシェップ。
コルトレーンの女性的なサウンドとは逆のベクトルの最高にいい音。
ロングトーン一発吹かれただけで、胸がせつなさでいっぱいになる音。
フリーとか調整とか超えた音の凄みだけで誰よりも輝く男。シェップ。

Re: No title

あっちい・ショップさん

コメント、有難う御座います。

そうですね、男テナーここにありっていう感じは凄さを感じますね。
骸骨のシェップやDonaueschingenでのライブなんか本当に
痺れた思い出があります。

また宜しく。


> ジャズテナーでいちばんいい音出す男。それがシェップ。
> コルトレーンの女性的なサウンドとは逆のベクトルの最高にいい音。
> ロングトーン一発吹かれただけで、胸がせつなさでいっぱいになる音。
> フリーとか調整とか超えた音の凄みだけで誰よりも輝く男。シェップ。
ジャズを聴いて110年

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2016年8月20日最終更新

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