菅野 浩

菅野 浩Emily ★★★★
Label: anturtle analog recordings ANTX-5001 CD
Date: Jan. 17 2010
Personnel: 菅野浩(as), 紅野智彦(p), 吉田豊(b), 紺野智之(dr)
Music: Wendy,Emily, Vivo Sonhando, Long Ago and Far Away, Glad to be Unhappy, Bossa Na Praia, In a Sentimental Mood, Sometime Ago, Just Squeeze Me, Over The Rainbow
Tag: brass_alto



DUに捨てられていたCD、ジャケットが綺麗だし、何といってもタイトルが”Emily”、これは良いに違いないと即決。 この判断に間違いはなかった。 バックのピアノ・トリオを含めてバランスが素晴しい。

菅野浩のHPから自己紹介文を抜粋すると次の通りだ。
「1973年8月13日、神奈川県二宮町生まれ。 まだ若いね、羨ましいよ、二宮町か、知ってるよ!
 中学入学と同時にブラスバンドでAlto Saxを始める。 運命の出会いちゅうもんだ!
 明治大学を卒業後、ライブやストリートでの演奏を中心に活動。 明治大学ね~
一時期Paul Desmondに強く影響される...」 聴けば分かるよ、言わなくても!

そしてライナーによると、このカルテット”Totem Pole”は横浜のホテルで毎週月曜日に演奏する機会を得たことが切っ掛けで2004年に結成されたバンド、そして気になることを正直に肩肘張らないサウンドを目指しているそうだ。

最初に聴いてポール・デスモンドがピンと来たが、そのものではなく僅かにコニッツ風味が混じり込んでいる。 選曲はスタンダート・オンパレードだが媚びたところも無く真正面から取り組む姿勢も買いだ。
タイトル曲”Emily”よりも、軽やかなテンポに乗ったボサノバ初期の名曲 ”Vivo Sonhando”(夢見る人)が気に入った。

願わくばアップテンポの曲を数曲交えて欲しかった。

菅野浩、頑張れ!



【今日のぶつぶつ】
この時代に生きる 私たちの矛盾

ビルは高くなったが 人の気は短くなり
高速道路は広くなったが 視野は狭くなり
お金を使ってはいるが 得るものは少なく
沢山物を買っているが 楽しみは少なくなっている
家は大きくなったが 家庭は小さくなり
より便利になったが 時間は前よりもない
沢山の学位を持っても センスはなく
知識は増えたが 決断することは少ない
専門家は大勢いるが 問題は増えている
薬も増えたが 健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し 笑うことは少なく
猛スピードで運転し すぐ怒り 夜更かしをし過ぎて 起きた時は疲れすぎている
読むことは稀で テレビは長く見るが 祈ることはとても稀である
持ち物は増えているが 自分の価値は下がっている
喋りすぎるが 愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる

生計の立て方は学んだが 人生を学んではいない
長生きするようになったが 長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに 近所同士の争いは絶えない
世界は支配したが 内世界はどうなるのか
前より大きい規模のことはなしえたが より良いことはなしえていない

空気を浄化し 魂を汚し
原子核を分裂させられるが 偏見は取り去ることができない
急ぐことは学んだが 待つことは覚えず
計画は増えたが 成し遂げられていない
沢山書いているが 学びはせず
情報を手に入れ 多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている
ファースト・フードで消化は遅く
身体は大きいが 人格は小さく
利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている
世界平和の時代と言われるのに 家族の争いは絶えず
レジャーは増えても 楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても 栄養は少ない
夫婦で稼いでも 離婚も増え
家は良くなったが 家庭は壊れている

忘れないでほしい 愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ
忘れないでほしい すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には1円もかからない
忘れないでほしい あなたのパートナーや愛する者に「愛している」
と言うことを 心を込めて

あなたの心からのキスと抱擁は傷をいやしてくれるだろう
忘れないでほしい もう会えないかもしれない人の手を握り
その時間をいつくしむことを

愛し 話し あなたの心の中にあるかけがえなのない思いを分かち合おう
人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
どれだけ心の震える瞬間があるかだ

byジョージ・カーリン
佐々木圭一訳
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_alto

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功利主義が超えられないもの

tam.raさま、こんばんは。ジョージ・カーリンの御紹介、ありがとうございます。

> 長生きするようになったが 長らく今を生きていない
> 前より大きい規模のことはなしえたが より良いことはなしえていない
> 利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている
> 家は良くなったが 家庭は壊れている

政治家を初め多くの人が「自分は老いさき短いから国の将来などどうでもよい」と考え行動しています。功利主義に毒されれば皆そうなります。しかし個体としての自我の維持に汲々とすることにどれほどの意味があるというのでしょうか。この世に蔓延する「今さえよければ、そして自分さえよければ」という生き方には、もう辟易です。次の言葉がすべてを言い尽くしています。

> 人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
> どれだけ心の震える瞬間があるかだ

Re: 功利主義が超えられないもの

BreakN’Bossa様、

はじめまして、コメントありがとうございます。

この文章を読むと、信じられるものは唯一愛、寂しい限りですね。

人間の性なのか、欲張りでもっともっと

みんなで少しだけ貧乏になろうよ、
自分だけでは出来なくても、みんなでやれば、
一番でなくても、一番でないほうが幸せを掴めるかも、

社会の尺度を変える時代、
カーブしてる道を真っ直ぐ進むとその先に、
気付いて欲しいものです。

近代的自我の貧しさ。宗教的自我なくして人は育たない。

はじめまして^^;「社会の尺度を変える時代、カーブしてる道を真っ直ぐ進むとその先に、気付いて欲しいものです。」とは上手いことおっしゃいますね。

20世紀とは、思想が悪いといって政治が何千万人もの人々を平気で殺した大量粛清の時代であったと特徴づけたうえで、かつて勝田吉太郎先生がこんなことを云っておられます。

~みんな口を開けば、人間尊重といってますが、その実、誰も人間を本当の意味で尊重していません。人間が、本当に尊重するに価するものであるためには、人間を超えたある大いなるもの、それを神あるいは、神の似姿と呼ぶか、あるいは仏性ということばで呼んでもいいでしょうが、ともあれ、人間を超えたある大いなるものが、厳存するという信仰がなければならない。そういう神の似姿とか仏性とかいった宗教的、形而上学的な理念が個々人に宿ると信じられてはじめて、人間は尊重する価値のあるものとなりますし、人格の尊厳という観念も成立つのですよね。神なくして人間はもはや人間ではありえないという信仰が、崩れ落ちておりますから、人間は要するに、宇宙に散らばる塵芥に等しくなってしまうのです。あれはたしか、ヤスパースの言葉でしたね、「いまや、“神は存在しない”というのが増大していく大衆の叫びとなった。そして、それとともに人間は無価値となりはて、人間がなんでもないものである以上、何人でも意のままに殺戮されてもよいことになる」と書いております。『現代の精神状況』ですから、1930年代の初めごろに出た本ですよ。正しくこれは、20世紀の精神病理を剔抉していますね。~

勝田がドストエフスキーを“神なき時代の預言者”と呼んだのも(同名の著作あり)、こうした文脈に即してのことです。ご存じかと思いますが氏はアナーキズム研究を通じて国家の暴力性をあばきつつ、その成果をときの共産主義体制批判に援用し、保守系論壇で鳴らした学者でもあります。

Re: 近代的自我の貧しさ。宗教的自我なくして人は育たない。

BreakN’Bossaさん、こんばんは

勉強嫌いのtam.raには難しいようです。
そんなtam.raでも人間社会は良い方向に進んでいないなと感じています。

宇宙の進化の中で人間が誕生する確率は限りなくゼロ、それを成したが神の力か、
人間(自分)の存在-宇宙-神、謎...



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