John Larkin

johnlarkin_convert_20150124211831.jpgJohn Larkin ★★★★
Label: Transition Records LP
Date: Aug. 1984–Jun. 1985
Personnel: John Larkin(p), Joe Farrell(ts), Clark Woodard(b), Bob Harrison(dr)
Music: The Misfit, Last Night I Dreamed, Love Cry, Angels Flight, John Coltrane, Softly As In A Morning Sunrise
Tag: kb_piano


ジョン・ラーキン(March 1942 – December 1999)というピアニストはほとんど無名のはずだが、スキャットマン・ジョンは日本でも知っている人が多いはずだ。(tam.raは知りませんでした)

日本版Wikipediaには次のように紹介されている。
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1995年、『Scatman (Ski Ba Bop Ba Dop Bop)』や『Su Su Su Superキレイ』の大ヒットでブレイク。日本国内でもアルバム売上が250万枚のミリオンセラーを記録し、一躍時の人となった。
グリコ乳業のプッチンプリンとカネボウ化粧品のテレビCMにも出演。また、『Scatman (Ski Ba Bop Ba Dop Bop)』は加藤茶が『加トちゃんのスキャットマン』、ウルトラマンが『スキャットウルトラマン』というタイトルでパロディ化している。アメリカよりも日本での楽曲の売上が多かったことから、前述の『Scatman』のヒット以降はプロモーションのために毎年のように来日していた。
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YouTubeに『Su Su Su Superキレイ』(カネボウ化粧品)があったので、見てみて下さい。

このオジサンの1stアルバムがこれだ。
歌うピアニスト、ナットキング・コールやモーズ・アリソンが有名だがジョン・ラーキンもその一人、余興的な感じの男性ボーカル・アルバムは手を出し難い。 これ聴かず嫌い、まずは聴いてから判断しよう。

ジョン・ラーキンのピアノのテクは絶品でセンスも良い、ボーカルは上手くないが悪くもないといったレベル。
この時代、南カリフォルニア周辺のジャズクラブで演奏していたローカル・ミュージシャン、吃音が激しく克服のためにスキャットを取り入れていたそうだ。 アルコールやドラッグに溺れていた時代でもあったが、友人であったジョー・ファレルが1986年に亡くなり、これを期にそこから抜け出すことを決意、1990年にはドイツに渡り”Scatman (Ski Ba Bop Ba Dop Bop)”でミリオン・セラーを記録しジャズの世界からが遠ざかったようだ。

そんなわけジャズのリーダ作品はこの1枚のみ、歌なしのピアノ・トリオのアルバムをリリースしていれば絶対に隠れ名盤となったに違いない。

ベスト・チューンは”John Coltrane”に続く”Softly As In A Morning Sunrise”だろう。
歌なしピアノ・トリオをバックにジョー・ファレルが吹きまくっている。 この録音、ジョー・ファレルのラストと思われ、ジョーは翌年に亡くなっている。 そしてジョーに捧げられたアルバムとなっている。

ジョーの吹くテナーは病を感じさせない抜群の安定感と勢いがあり残念。
アルバムをリリースしてくれたジョン・ラーキンに御礼を!



【今日のぶつぶつ】
イスラム国の残忍な行動は許せない。
誰も異論はないはずだ。

だが、反対の世界から眺めたこの世界はどう見えるのだろう。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : kb_piano

中村 達也

tatsuyanakamuraj_convert_20150117231041.jpgリップ・オフ ★★★★
Label: JVC VIJ28010 LP
Date: Sep. 27 1980
Personnel: George Adams (ts), Hugh Lawson (p), Richard Davis (b), 中村達也(dr), Muhammad Abdullah (perc)
Music: Rip-Off ( Rip Off ), Josh, Another Mood, Space Tracks, Dreams Of The Rising Sun
Tag: perc_drums


気に入ったアルバムの収穫がなかったので、隠れ名盤を登場させます。

ジョージ・アダムスのテナーがブッチ切れているし、リチャード・デイビスのベースはブンブン、それにローソンでは買えないヒュー・ローソン、そしてムハマッド・アブダラという脂汗ダラダラで熱演するパーカッションを加えたクインテット、中村達也というドラマーの底力を知るに最適な一枚ではなかろうか。 強力なリーダシップを持ち合わせていないと、これだけのメンバーを統率することはできない。 決して秀でたドラマーではないのだが。

ハイライトはB面2曲目の”スペース・トラックス”、相当アップテンポな曲だがジョージ・アダムスのテナーは手本のように見事、これは彼の中でのトップに位置づけてよい名演でしょう。 いやフリーっぽいテナー演奏の中でも上位に入る名演です。 そしてヒュー・ローソンがヤッテくれています。 この人普段はあまり目立たないですが指動きますね、マッコイを巧くしたようです。 これだけ熱演してくれると中村も嬉しかったに違いありません。 そうそう、リチャード・デイビスがユトリを持って演奏している、やっぱり技術がそうさせるのでしょう。

アルバムの最後を飾る”ドリーム・オブ・ザ・ライジング・サン”、ローソン作だがスピリチャアルなアダムスにピッタリ、よい締めくくりです。 

中村達也というドラマー、素晴しいアルバムを沢山作っているので、知らない人は知って下さい。
ホームページ、リンクします。



【今日のぶつぶつ】
今日は床屋に行った。
今の場所に住んだ30年前からすっと通っている。
散髪料金4,000円也、妥当。
近所では1,000円台の店がほとんど、だから客が入らない。
いつ行っても待つことはない。

新たな客がつくことはないだろう。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : perc_drums

Barney Kessel

RIMG1292-001_convert_20150112145118.jpgMusic To Listen To Barney Kessel By ★★★
Label: Contemporary S 7521 LP
Date: Aug.6, Oct. 15 and Dec.4 1956
Personnel: Barney Kessel (gu), Buddy Collette (fl,a-fl,cl), Jules Jacob (oboe,e-horn), George W.Smith (cl,b-cl),Haward Terry (bassoon,cl,b-cl), Justin Gordon (cl,b-cl), Andre Previn (p), Buddy Clark (b), Shelly Manne (dr), Ted Nash (fl,cl),Jimmy Rowles (p), Red Mitchell (b), Claude Williamson (p)
Music: Cheerful Little Earful, Makin' Whoopee, My Reverie, Blues For A Playboy, Love Is For The Very Young, Carioca, Mountain Greenery, Indian Summer, Gone With The Wind, Laura, I Love You, Fascinating Rhythm
Tag: string_guitar


コレクターであれば皆オリジナルを持ちたいと思っている。
オリジナルは『音』が良いという話をよく聞くが、数百万もするハイエンド・オーティオを持っていない(持てない)し、それ以前に聞き分ける『耳』を持っていない者に音の良さは意味が少ない。 でもオリジナルが欲しい...理由はジャケット。 だがジャケットやレーベルは勿論、中袋まで本物そっくりに作られた盤のは魅力を感じない。 匂いがしないのだ。 Contemporaryの場合、モノ、STEREO Recordsのステレオ、そしてContemporaryのステレオとなり、本番は3番手に当たるわけだがジャケットはオリジナルに負けず魅力的だ。

この盤、ちょっと間違えると駄ジャケ扱いされそうだが、海辺に置かれた大きな蓄音機から流れる音楽に合わせ二人の女性が踊る姿は実に楽しそうで、中身に関係なく所有欲の湧く1枚だ。

そろそろ話を中身に移そう。
フルートとクラリネットをずらりと並べた珍しい編成。 ジョン・ルイスとガンサー・シュラーらが目指した「サードストリーム・ミュージック」的な雰囲気もあり、普段ジャズに馴染みのない人達にも聴いて欲しいといった志向。 だが、いつもながら明るくスウィングするバーニー・ケッセルのギターはジャズそのもの、35歳で早くも円熟味させ感じさせる演奏は流石だ。

カバーはWilliam Claxtonによるもので、この人Contemporaryの他Pacificなど多数のアルバムのデザインや写真を手がけている。



【今日のぶつぶつ】
大吉を引けば良い一年になると思い、
凶が出ればこれ以上悪くはならない、良い一年になると思う、
誰もがこう思える社会が素晴しい。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : string_guitar

M.O.B. Trio

MOB_convert_20150110210149.jpg"Quite Live in Brooklyn" ★★★★
Label: Omnitone 12207 CD
Date: Feb. 10-11 2004
Personnel: Matt Wilson(dr), Ohad Talmor(ts), Bob Bowen(b)
Music: Peer Form IV, Play Some D, A'Hundred Dollars, CSXY's, Warmer in Heaven, Suspicion, Little Star, WMA, rooklyn Ball
Tag: other_group


マット・ウィルソン オハッド・タルマー ボブ・ボーエン、3人の頭文字をグループ名として冠した”MOB Trio”(残念だがベースのボブは2010年に亡くなっている)の2枚目のアルバムだ。

”Brooklyn”にあるジャズ&ブルース バーBarbesでのライブ、ブルックリンといえばソニー・ロリンズが猛練習を積んだ”ブルックリン橋”、そしてドン・チェリーのアルバム”Where Is Brooklyn”(Blue Note)で知ることとなったジャズのメッカのように思える場所だ。 1980年代にはブルックリン派と呼ばれるスティーヴ・コールマン一派が現れ、その後マーク・ターナー、トニー・マラビー、クリス・チークなどが新ブルックリン派と呼ばれている。 ほぼ同時代現れた新伝承派のジャズはイメージできるが、ブルックリン派は1つのイメージに収束しない。 tam.raのイメージはサックス奏者でポスト・モダンにどこかクールな感じがするミュージシャン達だ。

このトリオでサックスを担当するオハッド・タルマーは、正にブルックリン派だ。
『リー・コニッツを師にスタイルはトリスターノ”コニッツ”系譜』とか『21世紀クール・ジャズの旗手』の評論が見受けられるが、このイメージはまったく無い。 

スローな曲が多い中で、ラストの”Brooklyn Ball”は、オーネット・コールマンの”Golden Circle”を思わせるが、オーネットほど先端が尖った音でないところがクール・ジャズといわれる所以なのかな!



【今日のぶつぶつ】
年が明けて早くも10日が過ぎてしまった。
今年の目標は、...毎年ないが、今年はある。
アルトサックス、初級クラスのテキストをクリアすること、これは絶対にやり遂げます!
ここに宣言します!
約束です!

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : other_group

Cecil Taylor

フリー・ジャズにこの人あり、セシル・テイラーを取り上げましょう。
2013年第29回京都賞 思想・芸術部門を受賞していること、知ってますか。
現代音楽にも光を当てているようで稲盛財団が年ごとに信任する国内・海外の有識者からの推薦で選んでいる賞で、1989年にはジョン・ケージが受賞しています。 稲盛和夫氏が200億円相当の私財を投じて設立、尊敬です。

それでは早速、推薦盤を紹介します。

ContemporaryやBlue Noteといったメジャー・レーベルにもリーダ・アルバムを残していますが、やはり魅力はマイナー・レーベルにあります。

CecilTaylor_convert_20150102224403.jpg Indent(Q.C.H.)

セシル・テイラーが論じられるときに必ずといってよいほど山下洋輔が引き合いに出されますが、まったく異質だと思います。 

セシルの生ソロ・ステージで聴いた時は2時間ほど延々と響く単調な音に飽き飽きした記憶がある。 だがこの盤での演奏は一気に聴き通させる力がある。
本作は2nd Setと呼ばれるもの、因みに1st Setは未発表です。
同年(1973年)には”Akisakila”(Trio)、”Solo”(Trio)の2枚が日本で録音されていますが、ベストはこの盤かな!



CECIL_TAYLOR_convert_20150102235527.jpeg Spring Of Two Blue J's (Unit Core)

先に紹介した”Indent”と対を成す名盤で、これも1973年の録音です。
メンバーはCecil Taylor(p), Jimmy Lyons(as), Sirone(aka Norris Jones)(b), Andrew Cyrille(dr)。
一時はゴロゴロ見かけた盤ですが、最近はどうなのだろうか?



CecilTaylor2_convert_20150102235953.jpg Dark To Themselves (enja)

これはカルテットでの演奏。
セシル・テイラーといえば相棒は長らくジミー・ライオンズだったが、このアルトの良さは未だに理解できていません。
このアルバムのメンバーは、Cecil Taylor(p), Raphe Malik(tp), Jimmy Lyons(as), David S. Ware(ts), Marc Edwards(dr)、熱気がもの凄いです。
David S. Wareの紹介でも取り上げていますので、参考に!




続いてのお勧めがこれ。

ceciltaylor5_convert_20150103000534.jpg Second Act Of A(Shandar)

「Aの第二幕」、謎めいた題名にも惹かれた。
ジャズを聴き始めた頃、導いてくれた友人がこの盤が素晴しいと言っていたっけ!
当時はまったく理解できませんでしたが。

Vol.2, 3 は未だに未入手、探さなくては。




最後はジャケットでの推薦盤。

ceciltaylor4_convert_20150102231405.jpg Garden(hat Hut)

1980年に吹き込まれたhatARTからの1枚、 Cecil Taylor - Garden です。
秀逸なデザインです。
ウォーホールを想わせるし、100本あったら草間 彌生になる。




このシリーズ、次は誰にしようかな!

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

賀正


今年も宜しくお願いします。
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年賀(2015)2222

皆様のご健康とご多幸、ご活躍を心よりお祈りいたします。

2015年 元旦

テーマ : ごあいさつ。
ジャンル : その他

ジャズを聴いて110年

tam.ra


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2016年8月20日最終更新

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