Mara Lynn Brown

Mara Lynn BrownMy Way ★★★★
Label: Decca DL74728 LP
Date: 1968
Personnel: Mara Lynn Brown(vo), Orch. by Johnny Frigo
Music: My Foolish Heart, Peel Me A Grape, Some Night Somewhere, My Way, Annabelle Lee, What Now My Love, Can't Help Lovin' Dat Man, Oh By Jingo, When Your Lover Has Gone, Sweethearts On Parade, Some Other Town, Round Midnight
Tag: vocal_female


宝くじと同じで、買わなければ当らない。
ボーカル物もかなりの枚数の購入を続けているがやっと当りが出ました。

44年も前の録音とは思えないビビッドさ、マイクロフォンの癖のためかマーラの声が若干くぐもって聴こえるが、これがかえってマーラの声を柔かく魅力的にしている。 このアルバム、ずっと昔誰かがジャズ批評で絶賛していたことが記憶に残り購入につながった。 物忘れの激しい昨今だが、不思議なことにこういう事は忘れない。

マーラは歌の巧さとちょっと甘く誘うような声で聴かせる歌手だ。
アップテンポな曲では声量を生かし伸びやかで乗りが良い。 一転してスローテンポな曲ではセクシーに迫る、飽きさせることもなくA面、B面と一気に聴いてしまった。

ウェブを検索しまくったが、「元々クラシック・バレイを熱心に習っていた...」しか情報が出てこない。 これだけの歌唱力にも係わらず、LPではもう一枚”MY MOOD IS YOU”があるだけ、大物プロデューサが付けば大スターをなっていたといっても大袈裟ではない。 これも人生だ。

Johnny Frigoによるオーケストラの構成と完成度の高さも見逃してはならない。


仕方が無いので、7インチ・アルバムが何枚か残されているのでリストしておこう。(これで全てか不明)

"All The Kings Horses / Salty Tears" LAURIE:3604X
"Crying Of The Child / Fifty Two Week A Year Love" PHONOGRAPH:681
"Fifty Two Week A Year Love / Crying Of The Child" PHONOGRAPH:681
"For Once In My Life / Pablo Ya Gotta Be Puttin' Us On" UNIVERSAL:34974
"He Will Call Again" SPIRAL GS-2465
"How Did He Look/ Lady Clown" SPIRAL:2586
"I Who Have Nothing / Wyoming" RARE BIRD
"Just Call Me Maxi" MAX FACTOR,NS,MFP101 Japan Promo Only
"My Foolish Heart"
"Pablo Ya Gotta Be Puttin' Us On/for Once In My Life" UNIVERSAL:34974
"Salty Tears/all The Kings Horses" LAURIE:3604X

CD1枚に纏めてリリースすればその道のマニアに喜ばれると思うのだが。



【今日のぶつぶつ】
世界記録はどれも超人的だ。
例えば男子走り高跳びの2m45cm、この高さは、大よそ一戸建ての天井の高さだ。
天井を眺めて想像してみて下さい。

男子走り幅跳びは8m95cm、この距離は、...ここからず~とあっちという距離だ。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : vocal_female

George Adams

George AdamsAMERICA ★★
Label: somethin'else TOCJ-5517 CD
Date: May 24,25,June 29,JULY 9,10&19,1989
Personnel: George Adams(ts), Hugh Lawson(p), Cecil McBee(b), Mark Johnson(dr)
Music: America The Beautiful, Tennessee Waltz, Motivation, Old Folks at Home (Swanee River), Gee Baby, Ain't I Good to You, Take Me Out to the Ball Game, You Are My Sunshine, Georgia on My Mind, Have You Thanked America?, Star Spangled Banner
Tag: brass_tenor


tam.ra、怒りに震え怒っています。
これは悪質なヤラセ、売らんがための!

救いは3曲目の”Motivation”、反逆のタイトルにプロデュサーは何を思ったか。
ジョージ・アダムス本人の作曲で珍しくボーカルを披露している。
スタンダードを並べさせらて萎えた気持ちを奮い起こした一曲、正にモチベーションを保つために入れた一曲だ。

他の曲ではジョージ・アダムスを聴くことはできない。

本物のジョージ・アダムスを聴くには次の一枚を推薦します。 これはtam.ra一押しの一枚です。(ジョージが残したアルバムは”AMERICA”を除けばどれも平均点以上ですので、これに拘る必要はありません)

George Agams
City Gates ( Metamorphosis )
Timeless SJP 181
George Adams(ts,fl), Don Pullen(p), Cameron Brown(b), Dannie Richmond(dr)




1992年に52歳という若さで逝ってしまった。



【今日のぶつぶつ】
オリンピックが始まった。
スペインに勝利した男子サッカー、
点を入れた大津にスポットを当てた報道が目立つが、
Man Of The Matchを選ぶとしたら、永井、酒井宏樹、吉田の3人だ!

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_tenor

Mark Colby

Mark ColbyTenor Reference ★★★★
Label: Hallway CD9711 CD
Date: 2001
Personnel: Mark Colby(ts), Rob Parton(tp), Vince Maggio(p), Eric Hochberg(b), Bob Rummage(dr)
Music: Beautiful Love, Blues of a Kind, My One And Only Love, Softly as in a Morning Sunrise, Riley's Thang, Bloom's Thang, Bar Room Ballad, Sabra
Tag: brass_tenor


勉強不足で初めて聞く名前でしたが、このジャケ写真から内容の良さを確信しての購入。 ピッタしカンカン。 この人のテナーは一音一音が強く切れがあり、最近では少ないストレートアヘッドなハード・バップ・ジャズ。 これぞジャズの王道です。

マーク・コルビー、メイナード・ファーガソンのビッグバンドでディレクタを勤めソリストとしても聴くことができる他、Frank Sinatra、Tony Bennett、Bob James、Jaco Pastorius、Arturo Sandoval、Ramsey Lewisなどの録音に参加している。 この経歴を見るとフュージョン系かと思わせるが、切れの鋭いジョニー・グリフィンといったところだ。 Marchel Iveryを思い出した。 6枚のリーダ・アルバムを出してはいるが、シカゴでスタジオ・ミュージシャンとして生計を立てている。

シカゴにあるJazz Showcaseでのライブで、回りのメンバーは皆無名だが実力は超凄だ。 トランペットのRob Partonはビッグバンド中心の活動で名の知れた参加アルバムは”Eden Atwood Today!”だけだし、ピアノのVince Maggioはマイアミ大学の音楽教授としか分らない。 何で? この力量があるのに勿体ない、許せない!

どの曲も素晴しい出来ですが、途中からアップテンポとなるSoftly as ...はマークのテナーに痺れるし、それに続くBloom's Roomはホレス・シルバーを想起させるマーチ風の楽曲、ここではトランペッターのRob Partonが加わりハイノートが突き刺さる。 アレン・ハウザーのNo Samba(Straight Ahead ARS001)を越える名盤として後世に聴き継がれる1枚となるでしょう。

このCDは音を大きくして聴いて欲しい。



【今日のぶつぶつ】
原発反対のデモが盛り上がっている。
他のエネルギー源の割合を増やして行くことにはtam.raも大賛成だ。

だが、科学や技術と人間の関係を考えたとき、どうすれば良いか分らなくなる。
自動車事故での死者はこの10年ほどで半減しているが今でも年間5,000人弱の方が亡くなっている。
だが、「自動車を無くせ、自伝車、徒歩、電車があるではないか!」とは誰も言わない。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_tenor

Charles Earland

Charles EarlandCharles III ★★★★
Label: Prestige PR 10061 LP

Session1:
Music: Lowdown(B1)
Personnel: Jon Faddis(tp), Virgil Jones(tp), Lee Morgan(tp), Victor Paz(tp), Dick Griffin(tb), Jack Jeffers(tb), Billy Harper(ts,a-fl), Charles Earland(org), John Fourie(gu), Greg Millar(gu), Billy Cobham (dr), Sonny Morgan(conga)
Date: Feb. 16 1972
Session2:
Music: Speedball(B3)
Personnel: Lee Morgan(tp), Billy Harper(ts), Charles Earland(org), Maynard Parker(gu), Billy Cobham(dr)
Date: Feb. 17 1972
Session3:
Music: Charles III(A1), Girl You Need A Change Of Mind(A2), Auburn Delight(A3), My Favorite Things(B2)
Personnel: Jon Faddis(tp), Victor Paz(tp), Joe Shepley(tp), Richard Williams(tp,flh), Garnett Brown(tb), Jack Jeffers(tb,tu), Billy Harper(ts,a-fl), Seldon Powell(bs,a-fl), Charles Earland(org,el-p,ss,per), Stuart Sharf(gu), Jack Turner(g,per), Darryl Washington(dr, per), Larry Killian(per), Joe Lee Wilson(vo)
Date: Feb. 14 1973
Tag: kb_organ

今日は朝からチャールス・アーランド、強烈なジャズ・ファンク、一気に脳ミソが活性化され気分すっきり、良い一日になりそうです。 アーランドは初登場ですが、実はこの手のジャズもtam.raの大好物なのです。

本題へ、
このレコード番号は<PR 10061>ということでPrestigeの末期も末期、Fantacyに身売りされた後の作品です。 中身は3つのセッションを纏めた作りでメインは大編成のもの、残り2つは同じくアーランドの作品”Intensity”の残りでリー・モーガンとビリー・ハーパーが加わった中編成、小編成のコンボとなっています。 ジャケットからも分る通り、アーランドが息子のチャールス三世に送った一枚で、最初に”Charles Ⅲ”と名付けた曲を持ってきています。 これはラテン調のゆったりした曲となっています。 それぞれ違った編成ですが味わいは同じでアーランド節に染まった正にジャズ・ファンクの名演が繰り広げられています。

Prestige後期からMuseに至るチャールス・アーランドの作品はどれをとってもガッカリさせることはありませんので、ジャズ・ファンクを知らない貴方、是非一枚聴いてみて下さい。

このレコードのもう一つの聴き所はリー・モーガン、ご存知かと思いますがラスト・レコーディング、翌日18日の深夜に恋沙汰で射殺されてしまうのです。 残されたリー・モーガンの演奏が素晴し過ぎるだけにその死は非常に惜しまれます。



【今日のぶつぶつ】
この土日、盆踊りが予定されているようで公園に太鼓櫓が立てられ提灯が飾り付けられている。
そこまでは昔も今も変わらないが、大きく違うのが屋台、あの的屋と呼ばれた怪しげな人達の存在、どこへ消えてしまったのだろう。 子供にとって平時には感じることの出来ない不思議な世界、懐かしいな!

金融ヤクザより、的屋のヤクザの方がいいな、(ヤクザを肯定するものではありませんが)

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : kb_organ

Warren Kime

Warren KimeJAZZ ★★★★
Label: Claremont no number LP
Date: 1978?
Personnel: Warren Kime(cor), Tommy Zan(p), Ed Tilden(dr), John DeFauw(r-gu), Wilson McKindra(b)
Music: When Your Lover has Gone, I surrender Dear, Baby Won't You Please Come Home, I'm Confessin, When It's Sleepy Time Down South, When You're Smiling, I Can't Get Started, All Or Nothing At All, Stardust, Embraceable You
Tag: brass_trumpet


ウォーレン・カイム、「二流ジャズの愉しみ」で取り上げなければ誰が取上げるのだろうか、と云うミュージシャンです。

ウェブを検索すればウォーレン・カイムの情報は僅かに出てくるが、このレコードのことはまったく出てこない。 超一級の珍盤なのです。 珍しくても内容を伴わない駄作は沢山あるが、これを珍盤とは言わない。

あまりの珍しさに話題にも上らない可哀相なレコード。
手に入らないものを紹介しても意味が無い。
その通り。 ですがウォーレン・カイムの名前を残すためには紹介しておきたいのです。 大袈裟ですが、このレコードを手にした者の宿命なのです。

ウォーレンを紹介するのは簡単で、ルディ・ブラフを思い起してもらえばほぼ間違いありません。
ブラインドホールド・テストの問題としてこのレコードを出題すれば100%ルディと答えるでしょう。
まねっこでも二番煎じでもない。
中間派のコルネット、トランペット奏者でメロディアスで優しくまろやかな音を出します。

1950年代にはNelson Riddle、Ray Anthony、Les Elgardなどのビッグバンドで演奏していたようで、他にもStan Getz、Sarah Vaughn、Art VanDammeなどのレコードにもクレジットされているようです。
リーダ作では "Brass Impact" (Command)というグループを率いた3作品が有名らしいですが未聴で内容は分りません。

DUの「今週の廃盤」にこんな情報も見付けました。(参考まで)
●WARREN KIME & EDDIE HIGGINS TRIO/2 OF A KIME (激RARE!! 完全オリジナル)/1008/かなり珍しい!! 完全オリジナル REPLICA!! 青/1ST厚紙ダブルコ-ティングジャケ!! 驚きの状態良好!!(稀です) 男性ボ-カル隠れ名盤(トランペットも吹く)



【今日のぶつぶつ】
「剽悍と透明」、いい言葉だ
20年ほど前に参加した大規模プロジェクトの標語

注:ひょうかん【剽悍/慓悍】とは
[名・形動]すばやい上に、荒々しく強いこと 。また、そのさま。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_trumpet

Tom Harrell

Tom HarrellPrana Dance ★★★
Label: High Note HCD7192 CD
Date: May 29 & June 10 2008
Personnel: Tom Harrell(tp,flh), Wayne Escoffery(ts,ss), Danny Grissett(p,rhodes), Ugonna Okegwo(b), Johnathan Blake(dr)
Music: Marching, Prana, Sequenza, Maharaja, The Call, Ride, The Sea Serpent, In the Infinite
Tag: brass_trumpet


トム・ハレルは260を越えるレコーディングに参加しているそうだが、所有アルバムは”Look To The Sky(SCS)”と”LABYRINTH (RCA)”の2枚だけだ。 この2枚はいずれも1996年の録音なので10年以上は購入していなかった計算になる。
 
何で? 強烈なインパクトを持ったトランペッタでないからだろうか。
吹きまくることも無いしクールで外さないといったイメージが強い。 ふっくらと丸みを帯びた音を受け止めるのは難しい。

16年の月日を隔た前2枚と比較しても音に大きな変化は観られない。 少し丸くなっている感じがするが、メンバーの頑張りがトムを高揚している。 中でもWayne Escofferyのテナーは素晴しく、トムは明らかに引き込まれ、ちょい悪的なウェインの演奏との対比が面白い。

今度はウェイン・エスコフェリーのリーダ・アルバムを買ってみよう。



【今日のぶつぶつ】

「今日のシューマイ、美味いね!」
「いつものより高級なんだから!」「500円置いてって!」
「.....」

我家の夕飯での会話のひとコマ

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_trumpet

Page Cavanaugh

Page Cavanaughmusic for the COCKTAIL HOUR ★★★
Label: craftsmen C-8037 LP
Date: 1957
Personnel: Page Cavanaugh(p,vo), Al Viola(gu), Lloyd Pratt(b)
Music: Nobody's Sweetheart, The Way You Look Tonight, My Ideal, Moonlight On The Ganges, Two Sleepy People, Junior Hop, Something In The Air, Cuckoo In The Clock, Lazy Lover
Tag: vocal_male


ペイジ・キャヴァナーを知ってる人は少ない。

1922年カンサス生まれ、10代でプロとしての活動を始め20歳でロスに移住、第二次世界大戦に従軍後ナット・キング・コール・トリオをイメージしてAl Viola、Lloyd Prattと組んでトリオを結成した。 甘いボーカルで人気を博し、多くの映画やフランク・シナトラのラジオ・ショーで活躍した。 ドリス・デイの初映画“Romance on the High Seas”(1948)や“Big City”、“Lullaby of Broadway”などに出演した。 また1990年代まで南カリフォルニアのナイトクラブで活動を続け、2000年以降も何枚かのCDもリリースしたが2008年に亡くなった。

ジョー・ムーニー、ナット・コール、マット・デニス、ボビー・テゥーループなどと並び称されるが、今となっては一番知名度の低い存在となっているのではなかろうか。 演奏は”Page Cavanaugh Trio - The Three Bears”とほぼ同じなので聴いてみて下さい。 もう一つ、歌伴で”Doris Day ‐ A Load of Hay”はどうでしょう。 素敵ですね! 

こういうジャズも、寛げますね。 ギターのアル・ヴィオラがフィーチャされておりペイジ同様楽器の演奏レベルの高さを見直しました。 ジャズ・ギタリストのヴィオラは再評価が必要です。

ここまで書いてなんですが、ペイジ・キャヴァナーを知ったのは2年ほど前のこと、Lauren Kovalの”No Complaints, No Regrets”(3つ目の記事)で惚れ込みました。



【今日のぶつぶつ】
一ヶ月ほど前にラーメン屋がオープンした。
今日前を通ると想定通り、閉まっていた。

人通りの少ない道に客が並ぶ光景、
何を考えてのオープンだったのだろう。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : kb_piano

Gil Evans

Gil EvansLive in Dortmund 1976 ★★★★
Label: JazzTraffic 333210 CD
Date: Oct. 30 1976
Personnel: Gil Evans(p,arr), George Adams(ts), John Faddis(tp), Lew Soloff(tp), Janice Robinson(tb), John Clark(fr-h), Bob Stewart(tu), Van Manacas(gu), Pete Levin(syn), Mike Richmond(b), Sue Evans(dr,tym) & Rahsaan Roland Kirk(reeds,harmonica)
Music: Thoroughbred, Rhythm-A-Ning, Theme for the Eulipions, Freedom, Priestess
Tag: other_orchestra


ウェブを眺めていて大発見、Desk Uniyonのページに「再入荷しました! ローランド・カークがスゴイ!! ギル・エヴァンスの76年ドイツでのライブ盤が再入荷!」とあるではないか。

あのギルとカークが!!!!奇跡のコラボレーション!!!逃す訳にいかない!!無くなってしまうのではという恐怖! 
居ても立ってもおられずUNIYON巡り、新宿ジャズ館、新宿中古センター、神保町ジャズ館、渋谷JAZZ/RAR GROOVE館と回るも在庫なし、仕方なく禁じ手を使いdiskunion.netオンラインショップでオーダ、本日めでたく手元に届きました。 ギル&カークのファンとしては持っていなくればならない一枚、嬉しいです。

出だしのイントロからゾクゾク、やっぱりギルのアレンジは素晴しい。 メンバもジョージ・アダムスにジョン・ファディス、ルーソロフとフロントの充実振りは1976年当時のこのオーケストラを語る上で欠かせない存在だが、ピート・レビンのシンセサイザーが色付けに貢献している点を忘れてはいけない。

ここにローランド・カークが絡むのだからタマリマセン。
二曲目”Rhythm-A-Ning”でカークが加わりますがお勧めは3曲目”Theme for the Eulipions”、哀愁を帯びた良い曲だ。 カークのハモニカが悲しい。(この曲はアルバムReturn Of The 5000 lb. Man(Warner Bros)でも聴けます)
カークは1975年11月に脳卒中で倒れ半身不随となってしまったが、それから1年後には欧州ツアーに出てるのだ。 この時の演奏はRashaan Roland Kirk And His Vibration Society(Royal Jazz) - Paris November 14, 1976にも残されている。 病が襲う前の演奏に比べるとハチャメチャな凄みは無くなっていますが、左手だけの演奏とは思えません。

ギルもカークも既にいませんが、二人の競演が残された奇跡、ファンにとっては最高の贈り物を残してくれました。 あの世ではこの二人に、エルビンとミンガスとマイルスとコルトレーンとモーガンとレイシーがセッションを楽しんでいるかな?



【今日のぶつぶつ】
下手な説教ほど退屈なものはない。
今日の説教では「まとまりのない話ですが」、が二度も出てきた。
「そろそろ時間ですが」と云いながらその後も10分ほど話が続き、
締まりのないまま話は終わった。

坊さんの話し方教室、必要だ。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : other_orchestra

Bruce Babad

Bruce BabadA Tribute To Paul Desmond
★★★★

Label: Primrose PLM-015 CD
Date: unknown
Personnel: Bruce Babad(as), Larry Koonse(gu), Ed Czach(p), Luther Hughes(b), Steve Barnes(ds)
Music: Line For Lyons, When Sunny Gets Blue, It's You I Like, My Funny Valentine, Things Ain't What They Used To Be, Wendy, Take Five, Jan, Desmond Blue, B・A・B・A・D
Tag: brass_alto


Wikiによると、「ウェストコースト・ジャズとは、1950年代、ロサンゼルスを中心とするアメリカ西海岸一帯で演奏されていたジャズの総称。 実際には演奏スタイルも様々であり、この呼称は地区による分類という傾向がある。」とある。

tam.raのウェストコースト・ジャズは「ロスの明るい空気をそのまま反映するかのような、さわやかで軽快にスウィングするジャズ。 ミュージシャンで云うと、アート・ペッパー、シェリー・マン、ハンプトン・ホーズといった面々、レーベルで云うとPacific、Contemporaryからリリースされたアルバム群。」と定義しています。

この定義からするとポール・デスモンドはウェストコースト派には入りませんが、本日取上げるBruce Babadはウェストコースト派に括ってもよいミュージシャンです。 タイトルこそポール・デスモンドへのトリビュー作品となっていますが、(ポール+シャンク)/2のような音を出します。 最近の若手(といっても52歳位)では珍しいだけに新鮮に聴こえます。

ブルース・ババドの楽暦はフリーランスで長く活動してきたこと以外には分りませんが、家族思いのジャズ馬鹿親父のようです。 その証拠として、二人の息子にMilesとJulianと名付けている、CD写真はMilesによるもの、8曲目の”Jan”は奥さんの名前等々に表れています。

このCD、ギター、ピアノも実力のあるミュージシャンで、ギターとのデュオで始まる”My Funny Vatentine”の他、選曲もよく飽きずに最後まで聴き通すことができました。 Fullerton Collegeでの教育者としても力を入れているようですが、次のリリースが待ち遠しい一人です。 ババドさんは要注目。



【今日のぶつぶつ】
東京電力がいじめられている。
語弊のある言い回しかもしれない。
云いたいことは、東京電力に比べ国の責任追及が甘過ぎる。
当時の官邸だけが追及されているが、断罪されるべきは原子力村のお歴々だ。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_alto

Franklin Clover Seales

franklin_clover_sealesEars wide open ★★★★
Label: Beezwax BW6736A CD
Date: Nov. 13-14 2001
Personnel: Henry Franklin(b), Steve Clover(dr), Marc Seales(p)
Music: A Little 3/4 for God & Co., Naima, Little Girl Blue, No Blues, Ascending Truth, Pannonica, Anamaria, A Little 3/4 for God & Co. (Alt. Take), Goodbye, Naima (Alt. Take)
Tag: string_base


「耳をかっぽじってよ~く聴け!」とでも訳すのだろうか。
2001年の録音、ピアノ・トリオに興味を失せていたtam.raの耳には届きませんでした。
今頃遅いと怒られそうですが、結構良いです。

このトリオ、1999年の初レコーディングをかわきりに、評判が良かったようでこれまでに次の5枚をBeezwaxからリリースしています。(これから集めるのは難しいかな?)
・Two Worlds Franklin/Clover Project featuring Marc Seales
・Three Worlds
・Ears Wide Open
・Colemanology
・Summer Serenade

1stアルバムからも分るように、Henry FranklinとSteve Cloverの2人がMarc Sealesを招いて始めたようで、実質ヘンリー・フランクリンのリーダ・アルバムといって良いでしょう。 ヘンリー・フランクリンはBlack Jazz Recordsからのリーダ作品で一部ファンには知られてれていましたが、スティーブ・クロバーは全くの無名。 二人の接点を調べた所、Black Jazzの1枚目Gene Russellの”New Direction”で共演していました。

残る一人、マーク・シールズはワシントン大学で教鞭をとっており、ハンコック、ジョン・ルイス、ウィントン・ケリーなどを尊敬するピアニストとして挙げていますが、誰とも似ていません。 素晴しいテクニックを持ったとは云い難いのですが、ブルージーな感覚をもった耳に優しいピアニストです。

このアルバム、何の衒いもない素朴なピアノトリオといった感じで、3曲目の”Little Girl Blues”が良い。 他もコルトレーン、マイルス、モンク、ショーター等々の耳に馴染んだ曲が並び、将来お宝盤となる可能性の高いアルバムと断言します。

Black Jazz Records('71~'76)の活動期はレコード収集を始めた時期に一致していましたが、初心者には入り難いレーベルで結果手元にはWalter Bishop Jr.の”Coral Keys”の1枚があるのみです。 当時は誰も買わずに二束三文で餌箱に溢れていたのに。



【今日のぶつぶつ】
今日は朝から庭畑回りを中心に1時間ほど草むしり、
毛虫2匹に出くわし、シャベルに乗せて遠くに放り捨てた。

あとは、疲れて寝ていました。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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ジャズを聴いて110年

tam.ra


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2016年8月20日最終更新

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