George Russell

George RussellGuitar With Orchestra ★★★
Label: DOBRE DR1002 LP
Date: 1976
Personel: George Russell, Orchestra
Music: Easy Listening, In Laguna, Juju, I'll Walk With The Rain, Brazilian Bus, Bitter Blue, Hello, My Love, Talk'n' Talk'n' Talk, Tears, On The Mountain
Tag: string_guitar


分類するとイージー・リスニング・ジャズと呼ばれるジャンルに入るのだと思うが上等な作品。 決して一過性の軽いジャズでは終わっていない。

あのジョージ・ラッセル(”The Jazz Workshop”や”At Bethoven Hall”で有名なコンポーザ)がこんな録音を残していたとは! そんな筈ないと、調べました。

ウェブをあちこち調べると、
1.George Russell、動画でギターを弾く二十歳代の若者。 違う!
2.George H. Russell、自己顕示欲の強いテキサスの環境運動家。 違う!
3.George H. Russell、1919年生まれ1980年以降は天文学に注力し1995年に没。 違う!
4.George H. Russell、1919年シカゴ生まれ2008年に亡くなったギタリスト。
やっと見付ったが情報はほとんど無かった。

ジャズ・アルバムはこれだけか、他に2枚ほど録音を残しているようだが内容は不明。
1950年代後半にはMercury、Capitol、Columbiaでプロモータを勤め、シナトラ、ビーチボーイズ、プラターズなど錚々たるミュージシャンの録音に係わった。 
映画『拳銃無宿』でジョン・ウェインの相手役など、女優として1940-50年代に活躍したゲイル・ラッセルを妹に持つ。

このレコード、軽めのボサノバ調の曲を奏でるストリング・オーケストラをバックに、一音一音ハッキリしたガット・ギターの真面目な演奏、ギターはピュアなジャズで気持良いです。 ギター・トリオで1枚でも録音していれば評価は全く違っていた可能性のあるギタリスト、これも人生だ。



【今日のぶつぶつ】
今日は世話になった伯母の四十九日法要に参列、歳を取ると親戚一同が集まってワイワイやる良い機会となる。 これはこれで良いのだと思う。
お経をあげた後の坊さんのお説教、多くは面白くないが今日も四十九日法要の意味の説明、どうでも良いと思って他のことを考えていた。
宗教に程遠い多くの日本人が宗教のお世話になるのは結婚式と葬式、この2回だけだ。
キリスト教で結婚式を挙げ仏教で葬式を挙げる、最近はこれが大多数、
仏教で結婚式を挙げキリスト教で葬式を挙げる、一千万人に一人もいないのでは? 何故だろう?
これもどうでも良い話だ。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : string_guitar

Buddy DeFranco

Buddy DeFrancoKaleidoscope ★★★
Label: Mercury MG20743 LP
Date: Aug. 2-3 1962
Personnel: Buddy DeFranco(cl), Tommy Gumina(accor), John Doling(b), William Mendenhall(dr)
Music: What's New?, Summertime, Now's The Time, Softly, As In A Morning Sunrise, Whisper Not, Fly Me To The Moon (In Other Words), Stella By Starlight, Like Someone In Love, Polly Wants A Tonic, Speak Low
Tag: woods_clarinetto


バディ・デフランコは好みでないが、このレコードのアコーディオン奏者はモダンな演奏をしている。 初めて聞く名前だが、どんな人なのだろうか。

聴きながら書いているが、バディのちょっと古めかしく高音ヒット連発のクラは耳に痛い。
アコーディオンのトミー・グミナを中心に聴くことにする。

本名Thomas Joseph Gumina、1931年米国ウィスコンシン州に生まれ11歳からアコーディオンを始める。 1951年にハリー・ジェイムスに出会い本格的な音楽活動を開始。
主な作品として、Deccaから数枚のリーダ・アルバム、デフランコとのコンビで5枚、ジョー・パスと3枚ほど、他にはSue Raney、Willie Smithなどのアルバムに参加している程度で録音は少ない。
驚いたことにアート・ペッパーの”I'll Remember April”(Trio PAP-25041)に参加、知らなかった。

トミー・グミナはもっと売れて良いミュージシャンだと思うが選んだ楽器が悪かった。 ジャズでは「その他の楽器」扱いされるアコーディオン、この楽器でメジャーになることは至難の業だ。 日本では喉自慢の伴奏者として横森良造氏、そして春風亭小朝似のCobaが思い浮かぶがジャズ界では皆無、世界的にもリシャール・ガリアーノ位しか思い浮かばない。 そこでウェブで検索すると本ブログもリンクして頂いている山帽子さんの≪廃盤ジャズCD倶楽部≫に特集ページがあった。 アコーディオン・ジャズに興味のある方は参考にして下さい。

トミーは”Polytone”というギター・アンプ・メーカーの創設者としても知れらているそうだ。



【今日のぶつぶつ】
2011年6月25日というこの日この時間にブログを書いている。
この日に一緒に生きる家族、友人、知人、恋人、そしてブログの向うで暮らす人達、
永遠の時間の中でこれは奇跡的な出逢い、大事にしなければいけない。

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tag : woods_clarinetto

西直樹ミーツ高橋達也

西直樹STRAIGHT NO CHASER ★★★
Label: Full House PAP-25001 LP
Date: Feb. 3 1981
Personnel: 西直樹(p), 高橋達也(ts), 河上修(b), 猪俣猛(dr)
Music: アイ・リメンバー・クリフォード, ストレート・ノー・チェイサー, バット・ノット・フォー・ミー, チェニジアの夜, インディアン・サマー, ムーヴ
Tag: kb_piano


繊細さと豪快さを併せ持つピアニスト、西直樹のピアノは裏が無く気持ち良い。 西の人間性をそのまま表しているのだろう。(太目の体型がそれを物語っている) 本盤でもベニー・ゴルソンの”I Remember Clifford”は繊細に、モンクの”Straight No Chaser”では豪快さが前面に出た怪演を披露している。

ベースの川上修、ドラムの猪俣猛、ここに高橋達也のテナーが加わったカルテット、ベテランに囲まれているが息もピッタリ、ジャズに年齢は関係ないということだ。

西は”猪俣猛&ザ・フォース”というグループでデビュー、1stリーダ・アルバムは”My Little suede Shoes”、これも良いアルバムだ。 広島大学JAZZ 研究会の出身、ミジンコ研究家の坂田明を先輩にもつが系統はまったく異なり皆が安心して聴けるピアニストだ。 一度トリオで聴いてみたい一人だ。

日本人ジャズここにあり、自信を持ってそうお勧めできるアルバムだ。



【今日のぶつぶつ】
今週から急に暑くなった。
どこへ行っても温度設定は高め、電車にクーラーが入った当時(1970年に山手線に冷房車両が登場)には、何と贅沢なと思ったが今ではちょっと暑いだけで我慢できない。
慣れは恐ろしい。

この飽食の時代、昔は美味い料理に感動したが、この何十年もそのような感動を覚えた記憶がない。
これも慣れだ。

感動のあまり涙が出るような料理に出会いたい!

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ジャンル : 音楽

tag : kb_piano

Daryl Sherman

Daryi ShermanShe's A Great, Great Girl ★★★
Label: TOP Records Top1001 LP
Date: Mar. 20-22 1986
Personnel: Daryl Sherman(vo,p), Mike Renzi(p), Richard Sudhalter(cor), Dan Barrett(tb), Jay Berliner(gu), Jack Six(b)
Music: Between The Devil And The Deep Blue Sea, For You, For Me, For Evermore, Pretty World, Moon Ray, Moon Country, I'll Never Be The Same, The Naughty Lady of Shady Lane, Thinking Of You, I Can Dream Can't I, Through the Fire, It's A Pity To Say Goodnight, She's a Great, Great Girl
Tag: vocal_female


久し振りのボーカルです。

お茶目なジャケのダリル・シャーマン、初めて聴く名前で期待が高まります。
ベース・ソロで始まるイントロにワクワクしていると、ダリルの歌声が、いいね~

このレコードは”Freddy's Supper Club”でのライブ、拍手の数が数えられるほどの聴衆、にもかかわらず演奏の方は張り切っている。

1枚で消えたボーカリストかと思いウェブを検索すると、AudiophileとArborsから交互に10枚ほどのアルバムを出しており、見覚えのあるCDも何枚かあった。 CDだと手が出ないがLPだと買ってしまう、これは12インチ四方のジャケットの成せる業か。 このレコードはダリルの2枚目のリーダ・アルバム、20年以上の前の録音なので現在のダリルの声質やスタイルがどう変化しているか分らないが、このアルバムは典型的な白人ボーカルだ。 スローな曲を多く取上げているがアップテンポも面白そうだ。

バックの奏者で知られた人はベースのジャック・シックス(昔、デイブ・ブルーベックのところにいた)だけだが、ギターのJay Berlinerはテクニックもセンスも抜群、無名なことが信じられない。 DESK UNIYONのページに、”BANANAS ARE NOT CREATED EQUAL”(Mainstream)が唯一のリーダ・アルバムで大名盤、ミンガスのImpulse盤でデビュー、セッション畑の人だと紹介されていた。 勿体ないぞ!



【今日のぶつぶつ】
アリの引越しの行列に偶々愛犬アイラーがシッコを放出、何十匹かが溺れまいとモガイテいたが、後続のアリは迂回路を見つけたのだろうか。 見届けることもなく散歩を続けた。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : vocal_female

Spike Robinson

Spike RobinsonThree for the Road ★★★★
Label: Hep 2045 CD
Date: Jul. 15, 1989
Personel: Spike Robinson(ts), Louis Stewarts(gu), Janus Carmello(tp), Dave Newton(p), Pete Morgan(b), Mark Taylor (ds)
Music: They Didn't Believe Me, Dearly Beloved, If You Were Mine, Yes, Sir, That's My Baby, Only A Rose, My Buddy, The Song Is You, For Heavens Sake, They Say That Falling In Love Is Wonderful
Tag: brass_tenor


スパイク・ロビンソンのテナーはズートと同じ位に暖かい、この一言で音色が浮かぶだろう。 フレイザー・マクファーソンより少し知られたテナー奏者、この一言で認知度の低さを理解できるだろう。

私も”Music Of Harry Warren”(Discovery)を2009年に購入して始めて知った。 このブログを書くにあたりスパイクの経歴を調べ、それまで知らなかった理由が分りました。

簡単に経歴を紹介します。

1930年ウィスコンシン州に生まれ14歳から演奏を始める。 英国に憧れを持ち渡英しロニー・スコットと演奏したり、一時は米国でレストランを借りて開業、そこでの演奏を考えてのことだったが失敗。 結局目が出ず、結婚を機にミュージシャンを諦める。 1952年には大学に通い学位を取得し1985年にリタイアするまで電子機器エンジニアとして働いたが、ミュージシャンを諦めきれず1984年に早期退職。 だが髄膜炎を患い長期療養、ダメかと思われたが1990年に奇跡の復活、2001年に英国にて71歳で亡くなっている。

そんな訳で1970年代末から2000年の間に素晴しい録音を数多く残している。

このCDは英国のレーベルHepからのリリース、スパイクの演奏も良いが共演者も魅力的で英国を代表するギタリストの一人、ルイス・スチュアートとの共演も注目に値する。 ルイスも人気が高くなかなか中古市場に出てこない一人だ。

皆さん、スパイク・ロビンソンを聴きましょう。



【今日のぶつぶつ】
一個100円のショート・ケーキは食べたいと思わないが、一個100円のタマゴには触手が動く。
高速道路1,000円最後の週末、片道2時間をドライブして中村農場まで買いに出掛けた。
高速代金、ガソリン代を加えると1個400円位の計算となる。

明日の朝食は「卵かけご飯」、愉しみだ。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_tenor

Jeniffer Hall

Jeniffer HallJennifer Hall Meets... ★★
Label: SeaBreeze SBJ-3085 CD
Date: 2006
Personel: Jennifer Hall(bs), Terry Harrington(cl,ts), Tom Kubis(ss), Roger Neumann(bs), Carl Saunders(tp), Jack Sheldon(tp,vo), Josh Nelson(p), Dave Stone(b), Santo Savino(dr)
Music: Five Brothers, Elevation, Dragonfly, Apple Core, Festival Minor, Summer's Over, Rico Apollo, Line For Lyons, Walkin' Shoes, Rocker, Cat Walk, Bernie's Tune
Tag: brass_baritone


このような良くも悪くもない、そして特徴が少ないCDのレビューは難しい。

周囲から攻めよう。
ジャック・シェルドン以外は知らない人達だが実力は本物。 まずトランペットのカール・サンダーズ、線は細いが音は鋭い、昔デイブ・ペル・オクテットで活躍していたようだ。 次のお勧めはトロンボーンのスコット・ホワイトフィールド、ビックバンド畑が長く穐吉敏子ビックバンドに名前があった。 バリトンとトロンボーンの相性の良さを始めて認識できた。 この2人は聴き応えがある。

このCDは、もろウェスト・コースト・ジャズ、今の時代にこの演奏は違和感を覚える。
ジェニファーのバリトンは女性版ジェリー・マリガンそのものといった感じだ。
ジェニファーのバリトンは女性らしい柔かさ、男性奏者とは少し違った優しい音だ。
12曲中11曲がマリガンの作曲、徹底したマリガン賛美のアルバムだ。

これはこれで由としよう。



【今日のぶつぶつ】
鍵谷章先生:
非日常的悲しみを以ってコルトレーンの咆哮を聴くことでジャズが内なる世界から解き放たれるのだ。
この意味するところに真のジャズが意味を持つことを理解せずジャズを語ることは許されない。

一流大学の男子学生:
先生~、お話ちが理解できましぇ~ん。

鍵谷章先生:
ババババババ、バッ鹿者!
ジャズを聴く資格も力もないと云う事だ。
ドルフィーのフルートが暗黙の深みから表出して光を放っている。
ハイデッガーの複眼的思想を曼荼羅の世界から覗いてみたまえ。
解ったか、戯け物めが、ギュギュ~

三流大学の女学生:
先生、私も先生の話を理解できないわ!
70年代に行き詰ったジャズを救った「リターン・トゥ・フォーエヴァー」、
チック・コリアこそ救世主、万歳チック!

鍵谷章先生:
カワユイ~
カワユイ~
何ということだ。
あなたこそジャズの女神、ビーナスだ!
ドロシー・ドネガンの再来だ!
歌おう、血無知無チェリーだ!
万歳、コルトレーン!

恐ろしい会話でした。。。

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tag : brass_baritone

Billy Taylor

Billy TaylorLive At Storyville ★★★
Label: West 54 LW8008 LP
Date: Dec. 12-13 1977
Personel: Billy Taylor(p), Victor Gaskin(b), Grady Tate(ds)
Music: Misty, A Night In Tunisia, My Heart Sings, Naima, Birdwatcher, Lush Life, I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free
Tag: kb_piano


もしもピアノが弾けたなら、セシルではなくビリーになりたい。
ビリー・テーラーはそんなピアニストなのです。

このレコードは、ピアニストとしてのビリー・テイラーにとって折返し点付近に当る作品。 Prestige盤など初期の演奏と比べると切れが甘くなっているが華やかさや明るさという点では一貫している。 裕福な家庭に育ち一定の成功を収めた、そんな感じのピアニストでこの時代の黒人ミュージシャンが持つアーシーな面や暗さなどとは無縁だ。

ビリー・テーラーのように純粋にジャズを聴かせるピアニストを最近見かけない。 小難しいジャズも良いが、サラッと聴かせるジャズも聴きたいのです。

このレコードのライナーにバイオグラフィーが載っているので、それを活用して紹介しておきます。

ビリー・テイラーは1921年、北カリフォルニアのGreenvilleに生まれ、ワシントンで7歳からピアノを弾き始める。 バージニア州立大学を卒業後、ニューヨークでベン・ウェブスター・カルテットに加わり本格的な音楽活動を始める。 その後バードランドの専属ピアニストとなり、ビリー・ホリデー、ディジー・ガレスピー、コールマン・ホーキンス、ロイ・エルドリッジ、チャーリー・パーカーなどの大物との演奏活動を通じその名を不動のものとする。 60年代に入ると、ナイトクラブやコンサートでの活動と並行してハーレムにあった黒人だけで運営されていたWLIBでディスク・ジョッキーを始め数年後には経営者となる。 更にテレビ界に進出し”The David Frost Show”で黒人初の音楽ディレクターとなり全米で名を知られるようになった。
300曲以上を作曲、ジャズ・ピアノに関する著書多数、30作品を越えるレコーディングを残し2010年に亡くなった。



【今日のぶつぶつ】
5月に続いて柳家三三の独演会を観に行った。
演じた噺は、かぼちゃ、締め込み(しめこみ)、「妾馬」(めかうま)、
大地震をネタにした長い枕に続く「かぼちゃ」、どうも乗りが悪く心配になった。
続けて泥棒を仲介にした夫婦別れ噺「締め込み」で乗って来る。
休憩を挟んでの「妾馬」、これは圧巻だった。
サタデイ・ナイトの2時間半、楽しめました。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : kb_piano

Horace Silver

Horace SilverSilver 'n Wood ★★★
Label: Blue Note BN-LA 581-G LP
Date: Nov, 7 1975
Personel: Tom Harrell(tp), Bob Berg(ts), Horace Silver(p), Ron Carter(b), Al Foster(dr)
backup personnel : Lanny Morgan(as), Bill Gree(fl,bs), Garnett Brown(tb), Fred Jackson, Jr.(fl,picco), Frank Rosolino(tb), Jack Nimitz(fl,bs), Buddy Collette(fl,picco), Jerome Richardson(ss), and Wade Marcus Orchestra
Music: The Tranquilizer Suite(1.Keep On Gettin' Up, 2.Slow Down, 3.Time And Effort, 4.Perserverance And Endurance),The Process Of Creation Suite(1.Motivation, 2.Activation, 3.Assimilation, 4.Creation)
Tag: kb_piano


「二流ジャズの愉しみ」で取上げてはいけないミュージシャンの登場です。
(厳格に守るとブログが成立しないのでこれまでにも沢山の一流ミュージシャンが登場しています)

このレビューを書くにあたり、”Song For My Father”を聴き直しました。 ホレス・シルバーのBlue Note盤はそれなりの枚数を所有していてもピアニストとしてのホレスを真剣に聴いて来なかったことに気付いたのです。 ファンキーを代表するピアニストとして紹介されることが多いのですがホレス自身のピアノはそう聴こえません。 やはりアート・ブレイキーの影響が大きく、そう見做されているのではないでしょうか。 B面最後に入っている”Lonely Woman”、ホレスの”ロンリー・ウーマン”は、マル・ウォルドロンのようだ。(Benny Carter、Ornette Coleman、桑田佳祐が同名の曲を作っている)

ホレス・シルバーはBlue Note初期の1950年代から終焉を迎える1970年代後半まで多数のアルバムをリリースしましたが、一環して崩れることなく全ての盤が素晴しいと思います。 初期は共演メンバーで聴く、末期はホレスの音楽を聴く、どうですか?

serenade to a soul sisterこのレコードはBlue Note末期のBN-LAシリーズに吹き込まれた4部作(Silver 'n Brass、本作、'n Voices、'n Percussion)の2枚目、ホレス・シルバー作曲の明るい乗りの組曲でA面とB面それぞれが構成されています。 ソロに抜擢された若者、トム・ハレル、ボブ・バーグの張り切った演奏、バックアップ・メンバーは超豪華、これぞホレス・シルバーだと云える演奏を聴くことができます。

末期Blue Note盤は軽んじられる傾向にありますが、馬鹿にしてはいけません。

 ↑ "Serenade To A Soul Sister"(Blue Note BST 84277) 和田誠氏のイラスト



【今日のぶつぶつ】
どうやら効率一辺倒の競争社会からは日本の将来が見えて来ないようだ。
ではどこに向かえばよいのか?

鎖国したらどうだろうか。
人の出入りは勿論、情報もバリアをはって一切の出入りを無くす。
10年の準備期間をおいて20年間、いや50年間。
51年目に浦島状態から一気に完全開放する。
眩しい~★☆★☆★☆キラキラだ

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : kb_piano

Buddy Tate

Baddy TateHard Blowin' ★★★★
Label: Muse MR5249 LP
Date: Aug. 25-26 1978
Personel: Buddy Tate(ts,fl), Ray Bryant(p), George Duvivier(b), Alan Dawson(dr)
Music: Sweet Georgia Brown, Summertime, Undecided, Body & Soul
Tag: brass_tenor


バディ・テイトは1913年生まれ、大正2年だ、100年近く前に生れた人だ。
イリノイ・ジャケー、アーネット・コブ、キング・カーティス、ちょっと毛色は違うがブッカー・アーヴィン等と並ぶテキサス・テナーの系列にある人。
そうだ、アルト・サックスだが異星人のオーネット・コールマンもテキサス出だった。

このレコードは1978年真夏、マサチューセッツ州”Sandys Jazz Revival”でのライブ録音。
これぞMUSE、これぞぶりぶりテナー、テナーの音がぶりぶりと渦を巻いて唸っているという感じ、良いな~
バックにはレイ・ブライアント、ジョージ・デュヴィヴィエ、アラン・ドーソンといった錚々たる名前が並ぶ。
私にとっては懐かしい人達だが、最近のジャズ・ファンは知っているのか心配だ。

そういえば3日ほど前の朝刊にレイ・ブライアントが亡くなったとの記事が出ていた。
素晴しい音楽を有難う。
(このレコードでのレイ・ブライアントのソロ、こんなピアノだったっけと思わせるほどガチガチに硬い)



【今日のぶつぶつ】
今朝は遅めに起床、庭農園でスナック・エンドウと中国菜を収穫、午前中は健康診断に、午後は床屋に、そして早い夕食後に自伝車の初回点検に。
珍しくいろいろやった一日でした。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_tenor

Rebecca Coupe Franks

Rebecca Coupe FranksSuit of Armor ★★★★
Label: Justice JR#0901-2 CD
Date: Feb. 2 1991
Personel: Rebecca Coupe Franks(tp,fl-h), Joe Henderson(ts), Kenny Barron(p), Leni Stern(gu), Buster Williams(b), Ben Riley(dr), Carolyn Brandy(perc)
Music: Suit of Armor, Thank, U-bitch, Beginning to See the Light, Lydia, No Gimmicks Please, Elephant Dreams, Afternoon in Paris, Back Out, Soulful Betty, Fly
Tag: brass_trumpet


無名のミュージシャンに一流のミュージシャンが囲んだセッション、どうやってメンバーが集められるのか何時も不思議に思っている。 このCDもそんな1枚、まず目に付くのが豪華なメンバーだ。

レベッカはパロ・アルト育ち、トランペッター一家であったが為に彼女も10歳からこの楽器を始め、ニューヨークのNew Schoolで勉強、卒業後は西海岸に戻り演奏活動を始める。 近くに住んでいたジョーヘンを師匠と仰ぎ、1970年代に知遇を得、1983年にジャム・セッションで一緒したことでジョーヘンが彼女のレッスンを買って出たそうだ。 以来友達となり、その縁でこのようなミュージシャンが集まったと想像される。

 演奏を聴くとジョーヘン以上にケニー・バロンの張り切り具合は相当だ。 二曲目の”Thank”はデュオでレベッカを挑発、本気の演奏は聴き応え十分。 タイトル曲でもある”Suit of Armor”のミュートを使った演奏ではマイルスっぽさを感じたが、3曲目での突っ込み具合はウディ・ショウか!、若干線の細さは感じるか立派な演奏だ。 

有名ミュージシャンに囲まれた演奏でも臆することなく、完成度の高いCDに仕上がっている。
このCDは買いだ。



【今日のぶつぶつ】
何も信じられない事態に絶望し疲れきったため、その時々の状況に身を任せ流れるように生きるという態度。 これを弱さのニヒリズム、受動的ニヒリズムという。(ウィキペディアより)

今の日本はこのような態度に陥ってしまう人々が多く生れそうな状況にある。
人が人に関心を持たなくなる、最悪の事態だ。
皆がそうならないよう心掛けよう。

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ジャズを聴いて110年

tam.ra


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2016年8月20日最終更新

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