Class of 2001

class of 2001On The Loose ★★★
Label: Sharp Nine Records CD1021-2 CD
Date: Jun. 19 2000
Personel: Jeremy Pelt(tp), Marcus Strickland(ts,ss), Julius Tolentino(as), Jeb Patton(p), Brandon Owens(b), E.J. Strickland(ds)
Music: I Want More, Dedicated to Dad, Billy, For Fewer Words, Reassurance, Quota, All Is Not Lost, Bird Lives
Tag: other_no-leader


ジャケット写真左から、Jeremy(tp)、Jeb(p)、E.J.(dr)、Julius(as)、Brandon(b)、Marcus(ts)の順に並んでいる。
”のっぽ”のBrabdonの楽器はベース、(のっぽ→ベース)の法則に合致している。 逆は必ずしも真ではないが。
”太っちょ”のJeremyの楽器はトランペット、これだけデカイと肺活量が大きく演奏に有利か?
”ちび”のE.J.の楽器はドラム、パワー不足が心配されるが!
<差別用語っぽいがお許しを>

体型と楽器の関係に絶対的法則は存在しないと思うが、傾向はありそうだ。
 
どのようにこの6人を集めたか不明だが、録音当時21歳から25歳のルーキー集団だった。 3管編成のポスト・バップ・スタイルでリーダは決まっていないようだ。 内容的には無難にコナシテイル、そんな所だ。

2000年の録音なので10年が経過し、E.J、Jeremy、Marcusの3人が一歩リードした。 個人的に注目しているのはE.J.だ。 エルビン・ジョーンズ、フィリー・ジョー・ジョーンズ、トニー・ウイリアムス、そしてジェフ・ワッツなどの影響を受けたそうだが、フィリー・ジョーの延長線上に位置する切れ味勝負のドラマーだ。 双子の兄弟MarcusのグループやLavi Coltraneのグループで聴く事ができる。 リーダ・アルバムは”In This Day”(Strik Muzik)があるが未聴、見付け次第購入し報告します。 



【今日のぶつぶつ】
1年以上のぶらぶら生活から抜け、明日から暫く労働者に復帰する。
頭の回転は戻るだ老化(ろうか)心配だ。
体力的にも心配だ。

だが嬉しいこともある。
毎日都心に出て中古屋巡りが出来る。
そして大手を振って獲物を持って帰宅できる。

今の所、心配よりも嬉しさが勝っている。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : other_no-leader

My Favorite Albums : Guitar -LP- Vol.1

メジャーどころの好みのギタリスト9人を選んでみました。

レコードについては代表作と呼ばれるものは出来るだけ外しましたが、どれも傑作です。
順序は苗字ABC順で意味はありません。


◆ Kenny Burrell
Round Midnight(Fantasy 9417)
1,2 Apr. 1986
Kenny Burrell(gu), Richard Wyands(p), Reggie Johnson(b), Lennie McBrowne(dr), Paul Humphrey(dr), Joe Sample(p)
kenny burrell
”Stormy Monday”(Fantacy)と並んでバレル後期(まだ現役で活躍中?)の傑作です。
”A Night At The Vanguard”(Cadet)の雰囲気を継承する深みのあるギターを楽しめます。 ピアノのRichard Wyandsも見逃せません。



◆ Charlie Byrd
Byrd at The Village Gate(Riverside RM 467)
9 May. 1963
Charlie Byrd(gu), Keter Betts(b), Buddy Deppenschmidt(dr)
charlie byrd
この人はボサノバ・ギタリストではない。 ジャズ・ギタリストそのものだ。
Offbeat→Riversideと良い作品を出し続けた。
この人の最高傑作は”Charlie's Choise”だが、この盤も相当なものです。



◆ Grant Green
LIVE at the Lighthouse(Blue Note BN-LA037-G2)
21 Apl. 1972
Grant Green(gu), Bobbye Hall(perc), Bobbye Porter(perc), Claude Bartee, Jr.(ss,ts), Gregg Williams(dr), Shelton Laster(org), Gary Coleman(vib), Wilton Felder(el-b)
grant green
Blue Noteを代表するギタリスト。
乗りの良さは超一級だ。
そしてジャケット、こんなサイケっぽいものは今となっては生れない。
この盤はグラント・グリーンの代表作と言ってもよいほどの出来、素晴しい。


◆ Barney Kessel
Limehouse Blues(Black Lion Select 2460 173)
1,2 Apr. 1986
Barney Kessel(gu), Stephane Grapelli(vl), Nini Rosso(rhy-gu), Michel Gaudry(b), Jean-Louis Viale(dr)
bernie kessell
ジョー・パス、ジム・ホール、ハーブ・エリス等に比べ、頭一つ飛びぬけた演奏テクニックの持ち主だ。
流れるようなギターを聴いて欲しい。
この盤ではステファン・グラッペリとの相性も抜群。


◆ Pat Martino
The Visit(Cobblestone 9015)
24 Mar. 1972
Pat Martino(gu), Bobby Rose(gu), Richard Davis(b), Billy Higgins(dr)
pat martino
Prestige時代のマルティーノは水鉄砲、
Cobblestone、MUSE時代のマルティーノは機関銃だ。
その後故障発生で往年の切れのある音は聴けなくなってしまった。 残念!


◆ Jimmy Raney
Momentum(MPS 2021757-4)
21 Jul. 1974
Jimmy Raney(gu), Richard Davis(b), Alan Dawson(dr)
jimmy raney
サラッとした上品なギター、この人のレコードはどれを選んでも水準以上の出来だ。
このレコードは、ジミー・レイニーを聴くのに最適なトリオの人選だ。

ダグは親父に並んだ。


◆ Howard Roberts
Color Him Funky(Capitol ST1887)
12 Feb. 1963
Howard Roberts(gu), Paul Bryant(org), Chuck Berghofer(b), Earl Palmer(dr)
hank roberts
軽く見ら手勝ちだが、好き。
この軽さが良いのだ!


◆ Johnny Smith
Moonlight In Vermont(Roost LP 2211)
1952-53
Johnny Smith(gu), Stan Getz(ts)/Zoot Sims(ts), Sanford Gold(p), Edddie Safranski(b), Don Lamond(ds) / Johnny Smith(gu), Paul Quinichette(ts), Sanford Gold(p), Arnold Fishkin(b), Morey Feld(ds)
johnny smith
美しい。
美しい。
美しい。
3連発でも不十分なほど美しい。


◆ James "Blood" Ulmer
Are You Glad To Be In America(Rough Trade 16)
17 Jan. 1980
James "Blood" Ulmer(gu,vo), Amin Ali(e-b), Ronald Shannon Jackson(dr), G. Calvin Weston(dr), Olu Dara(cor), Oliver Lake(as), David Murray(ts), William Patterson(-gu)
james ulmer
これを聴いた時にはショックだった。
初期の録音”Accent On The Blues”:John Patton(Blue Note)や”Rashied Ali Quintet”(Survival)では蚊の鳴くようなギターだったのに、何があったのだろう!




まずはこの人達で、どんなもんですか?
タル・ファーロウ、ジョージ・ベンソン、ジョー・パス、ラリー・コリエル、ジム・ホール、ウエス・モンゴメリーなどの大御所はVol.2となっても出てきそうにありません。 嫌いな訳ではありませんが...

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

天野 昇子

shoko amanoShoko Celebrates In New York City ★★★
Label: Milljac MJP 1004-H LP
Date: Dec. 1987, Mar.&Apr. 1988
Personel: Shoko Amano(vo), Norman Simmons(p), Frank Wess(fl), Al Harewood(ds), Howard Alden(g), Rufas Reid(b), Jay Leonhart(b), Keith Copeland(ds), Ralf Dorsey(perc), Lile Atkinson(b), Toru Yamashita(syn)
Music: Where Or When, Summer Me Winter Me, No More Blues, You'd Be So Nice To Come Home To, I'm A Fool To Want You, Savoy, Just Say I Love Him, Bye Bye Blackbird, The Island, Mr. Magic, You Belong To Me
tag: vocal_female

天野 昇子のHPより--------------------------------------------------
東京生まれ、1968年、日本テレビの人気番組"あなた出番です"で優勝。 堀プロから、"矢野晶子"としてデビュー。 フレダペインやスリーディグリース等のアメリカン・アーティストとステージを共にするうちに、ジャズに魅せられ、1974年、イギリスに留学後、アメリカに渡り、 LA、シカゴ、ニューヨークと26 年にわたり、世界を舞台に歌い続ける。
------------------------------------------------------------------

自己紹介の通り、本人はポップスやR&Bに興味を持っていたが、父親は米陸軍基地の近くで料理人として働きジャズを聴いていたとのことで、ジャズの道に進む下地はあったようだ。 26歳のときにLAに移りエラ・フィッツジェラルドやベティ・カーターを聴き勉強し、いつの日かノーマン・シモンズのピアノで歌いたいと夢見ていた。 シカゴに移り住んだ時にノーマンに出会い、その後NYに移り一緒にステージに立つようになった。 2010年現在も2人の交流は続いているようで、ノーマンも昇子を気に入っているようだ。

ノーマン・シモンズはカーメン・マックレー、アニタ・オデイ、ベティ・カーター、ダコタ・ステイトン等の歌伴で有名で、サポート側に回ることを好んでおり、リーダ・アルバムは少ないが自己レーベルMILLJACからの3枚はどれも秀作だ。 控えめでエレガント、だが主張もあるピアノは美しく、Richard Wyandsのピアノに似た何かを感じさせる。

主人公のShokoはハスキー・ボイスで力まない歌い方に好ましいものを感じさせます。
このレコードは、バック・ボーカルやシンセが入ったゴージャスな曲からシンプルなトリオをバックに歌った曲まであり、どの曲も良い出来だと思います。



【今日のぶつぶつ】
市川海老蔵がボカボカに殴られたニュースで思い出した。

電車の座席の端に座って本を読んでいた。(20年ほど前の出来事)
がたいの良い男が近づいて来て、血走った目で何か大声で言い掛かりを付けてきた。
「俺のことを知っているだろう」と言うので、「全く知らない、他人の空似では」と答えた。
その瞬間、突然蹴り(ストレート気味に)を入れてきたが、足は座席の横にある手すり棒を直撃。
危機一髪で難を逃れた。
その後も冷静に対応していたら、納得したのか分らないが何事も無かったように去って行った。

あの一撃が顔を直撃していたら、下顎骨、上顎骨、頬骨、鼻骨、涙骨、蝶形骨、前頭骨、どこか2箇所は折れていたに違いない。

今思い出すと、何故あのように冷静に対応できたのか、不思議だ。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : vocal_female

CAMBRIDGE

canbridgededicated to Eric Dolphy ★★★
Label: Cambridge Records CRS 1820 LP
>>>>>by Harold Farberman
Date: Jan. 1964
Personel: Jerome Richardson(fl,as,cl), Joe Newman(tp), Hubert Laws(fl,ts), Bob Brookmeyer(tb), Richard Davis(b), Mel Lewis(dr), Bill Smith(cl), etc.
Music: Sumadija, ...Then Silence, Elegy for Eric
>>>>>by Gunther Schuller
Date: Jan. 1962
Personel: Bill Smith(cl), jim Hall(gu), Richard Davis(b), George Duvivier(b), Mel Lewis(dr), etc.
Music: Night Music, Densities
tag: other_other

Orchestra U.S.A. の中核メンバーであったJohn Lewis、Harold Farberman、Gunther Schuller 、Bill Smith(William O. Smith)の4人によって1964年にベルリンで亡くなったエリック・ドルフィーに捧げられたアルバムです。

----- ご存知だと思いますが、オーケストラU.S.A.は ----------------------------
ジョン・ルイスとギュンター・シュラーによって1962年に設立され、サード・ストリーム・ミュージックを探求した。 メンバーには次のような大物ミュージシャンが名を連ねています。

Eric Dolphy(fl,bcl,as), Phil Woods(cl,as), Benny Golson(ts), Don Ellis(tp), Nick Travis(tp), Jimmy Knepper(tb), Jim Hall(gu), Lalo Schifrin(p), Richard Davis(b), Barre Phillips (b), J. C. Moses(dr), Charli Persip(dr), George Russell (arr), Gary McFarland(vib), Jimmy Giuffre(cl,ts), Gerry Mulligan(bs), Ornette Coleman(as), Herb Pomeroy(tp), Leo Wright(as,fl,cl), Connie Kay(dr), Coleman Hawkins(ts), Thad Jones(tp), Joe Newman(tp), Jerome Richardson(as,bcl), Michael Zwerin(b-tp), Jimmy Raney(gu)...

* Gunther Schuller : サード・ストリームの名付けの親。
* John Lewis : 説明不要。
* Harold Farberman : ギュンター・シュラーを引継いだ人。
* Bill Smith(William O. Smith) : メンバーの1人でもあったクラリネット奏者。 
-------------------------------------------------------------------------

このレコードは2つのセッションから成る。
1つ目はGunther Schuller指揮による2曲で、これはOrchestra U.S.A.の設立初期に録音されたもので、ビル・スミスがクラリネットを吹いている。 このクラがドルフィーを更に先鋭化したような演奏で、この2人はお互いに刺激しあったように想像される。
2つ目はHarold Farberman指揮による3曲で、ギュンターの2曲に比べると遙かに楽譜が準備されているように感じる。 ジェローム・リチャードソンとジョー・ニューマンの2人がお手本通りに吹いているようで面白い。 最後の”Elegy for Eric”はビル・スミスによるドルフィーへの献曲であり、これがベスト・チューン★5です。

このレコードは入手困難と思いますので、サード・ストリーム・ミュージックがどんなジャンルの音楽か興味ある方は、次の2枚を聴くことをお勧めします。

* ”Jazz Abstractions” (Atrantic) Compositions by Gunther Schuller & Jim Hall
* ”Mack The Knife” (RCA) The Sextet Of Orchestra U.S.A.



【今日のぶつぶつ】
1時間ほどPCの前で頭をひねっても ぶつぶつ 呟けない。
風呂に入って頭を暖めたがダメだ。
坂田話ならいつでも出来るが、それでは能がない。
こういう日もある、もう寝よう、お休み!

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : other_other

渋谷 毅

shibuya takeshiLIVE 1989 ★★★
Label: Carco Records 0001 CD
Date: Jan. 28 1989
Personel: 渋谷毅(p,org), 武田和命(ts), 松風鉱一(bs,as,fl), 吉田哲治(tp), 松本治(tb), 廣木光一(gu,syn), 石渡明廣(gu,dr), 川端民生(b), 古澤良治郎(dr)
Music: Great Type, Ballad, Cherokee, Waltz For Aketa, Sweet Rain, Straight No Chaser, 'Round Midnight, Cha Ra Ra
tag: other_orchesrta


このCDが渋谷毅オーケストラのファースト・アルバムだ。 存在は知っていたが初めて聴く。

最初から余談だが、ビッグバンドとコンボの差は何だろう?
一般的に少人数(3~6名程度)の演奏形態をコンボというのに対し、大人数(16名~)の演奏形態をビッグバンドやジャズオーケストラと呼ぶ。
渋谷毅オーケストラは9人編成だ!
ビッグバンドの大きな特徴は、しっかりとした譜面・楽譜があり、その一部にアドリブソロが展開されるという所にある。
そうか、渋谷毅が譜面をしっかり書いているってことか! 納得!

8曲の内、3曲を石渡明廣(gu,dr)、1曲を松風鉱一(bs,as,fl)が書いている。 渋谷の曲はない。

一曲目、石渡作曲の”Great Type”は重たい。 これは作曲者の石渡の色が強く出ているためかな? この人のプロフィールには、『暗黒舞踏「大駱駝艦」の音楽主任に就任して注目を集め、エキセントリックで攻撃的なプレイに特徴がある』とあり、その通りの曲・演奏だ。 他の曲で渋谷毅を見極めた方が良さそうだ。

三曲目の”Cherokee”、いつも聴くチェロキーとは違う。 複雑なリズムに乗って武田和命のソロだけが直球勝負で謳っている。 続く石渡(あるいは廣木かも)のギターは全くのフリー。 しっかりした楽譜に従って演奏している部分は少ないようだ。 

そして”Waltz For Aketa”、これは松風の作曲だが、素晴しいオーケストレーションda...

ムムムム...

睡魔に襲われ寝てしまった。

結論:
譜面もあるが、メンバー選びもビッグバンド・リーダの大きな役割で、メンバー次第で色が違って来るってことだ。 しかし、どんなメンバーでも一聴してこれは誰々のビッグバンドだと分らせるリーダでなければいけない。 石渡はこのバンドの中核メンバーだそうだが、渋谷は少し食われているようだ。

【追記】コンボとビッグバンドについてew1さんよりコメントを頂きましたので参照下さい。



【今日のぶつぶつ】
ほとんどの動物はどうして左右対称性を特徴として有しているのだろう。 植物はそんなことないのに! これ不思議だ。 そう思いませんか。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : other_orchestra

Bobby Hutcherson

bobby hutchersonCirrus ★★★
Label: Blue Note BN-LA-257-G LP
Date: Apr. 17,18 1974
Personel: Woody Shaw(tp), Emanuel Boyd(ts,fl), Harold Land(ts,fl), Bobby Hutcherson (vib,mar), William Henderson(p,el-p), Ray Drummond(b), Larry Hancock(dr), Kenneth Nash(perc)
Music: Rosewood, Even Later, Wrong Or Right, Zuri Dance, Cirrus
tag: other_vib


最高にダサいジャケットだが、ジャケ裏にAlbum Design: John Keheと堂々と書かれている。 Bule NoteもLAシリーズまで来ると腐臭プンプンだが自らは気付いていなかったようだ。 だが、最低のジャケットに最高の演奏が詰まっている場合が時々ある。 このレコードはジャケ買いではなくゴミ買いで大成功の例だ。

9月にボビー・ハッチャーソンの”Linger Lane”を買った店にぷらりと寄ったらこのレコード残ったままだった。 ”Linger Lane”の方がジャケットが良かったのでそちらを選んだが、こちらの方が内容的には断然上だった。 メンバーを見れば明らかだ。 ウディ・ショー、ハロルド・ランド、レイ・ドラモンドなどが入っている。

ウディ・ショーは非業の晩年を送ったが、このレコードを録音した時には既にContemporaryから初リーダ・アルバム”Blackstone Legacy”、そして二枚目の”Song Of Songs”を出した後だが、チャールス・トリバーと並んでBlue Note末期を飾ったトランペッターに相応しい演奏が聴ける。 もう一人、”Wrong Or Right”、”Cirrus”ではハロルド・ランドが張り切ったテナーを聴かせてくれている。 そしてボビー・ハッチャーソンを聴くにはB面一曲目”Zuri Dance"が良いだろう。 その名の通り、エジプトからトルコにかけた中東のムードを持った暗めの曲だ。

ジャケ裏のボビー・ハッチャーソンの紹介はヴィブラフォンとなっているがマリンバを主に演奏しているようだ。



【今日のぶつぶつ】
リーダシップは他者を引き付ける力、その力を発揮するには、堂々たる態度、ぶれない考えや行動、周囲への気配り、最低限こんなことが見えないといけないのだが、...

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : other_vib

Mark Helias

mark helisaSplit Image ★★★★
Label: enja 4086 LP
Date: Aug. 29 1984
Personel: Mark Helias(b), Dewey Redman(ts), Tim Berne(as), Herb Robertson(tp), Gerry Hemingway(dr)
Music: Split Image, Quiescence, Lands End, Le Tango, Z-5, Yellows And Blues
tag: string_base


マーク・アライアス(ヘライアス?)、 音楽学校を卒業後、1977年にAnthony Braxtonカルテットでスタートを切り、Edward Blackwell、Anthony Davis、Dewey Redman、Ray Anderson、Don Cherryなどの下で修行したそうだ。 マークのHPを見ると錚々たるミュージシャンと共演しており、既に中堅からベテランの域に入っている人だ。

そんなマーク、迂闊にも知らなかった。 このレコードも、デューイ・レッドマンとティム・バーンの名前で買った。 何でだ? マスコミの取上げも少なかったし、誰も教えてくれなかった。 言い訳は止そう、自分の耳の問題だ。
  
本アルバムは初リーダ作だが、既に存在感が凄い! ウォーキング・ベースやフリーっぽいアルコ・ソロを聴くと幅の広さと技術の高さに納得。 これだけのメンバーを仕切り、リーダとしての資質の高さも併せ持つオールマイティ型のミュージシャンだ。

ベースとドラムがしっかりすると演奏が引き締まる。 初曲”Split Image”ではそんな切れのあるリズム・セクションをバックに、張り切りボーイの二人(今はオヤジになった)、トランペットのハーブ・ロバートソンとアルトのティム・バーンがチェース、疾風のような爽快感。
嘗ての師匠であるベテラン・テナーのデューイ・レッドマンは、3曲目”Lands End”と4曲目”Le Tango”に登場しているが、若者に伍してオーネットのような演奏が面白い。
全体としてこのメンバーから予感されるハイレベルな演奏が展開されており、グループの纏まりと疾走感が気持ち良い。

現在マーク・アライアスは、<Open Loose>というトリオ(Tony Malaby、Tom Rainey)を率いており、これにはソソラレル。 聴きたい!(★5候補、聴いたらレポートします)



【今日のぶつぶつ】
最近の政治家の人間力の低さには呆れて口が塞がって窒息しそうだ。 それほど酷いっていうことだ。 頭の悪い人種も多い。 やはり立候補の条件として予備試験が必要だ! そして大臣には専門の登用試験が必要だ!

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : string_base

Elio Villafranca

elio_villafrancaincantations encantaciones ★★★
Label: Pimienta Records 245 360 557-2 CD
Date: Jun. 2002
Personel: Elio Villafranca(p), Pedro Martinez, Giovana Guevara(vo), Jane Bunnett(ss,fl), Terell Stafford(tp,flh), Pat Martino(g), Carlos Henriquez(b), Dafnis Prieto(ds), Wilson Corniel(congas,tambores bata)
Music: Oguere's Cha, Hombre, Encantaciones Cubanas, Assumption, Negrita Prende la Vela, Cacique, You Spoke Too Soon, Something Nice to Say About You, Orishaoko, It's Not That Serious
tag: kb_piano

エリオ・ヴィジャフランカはキューバに生まれ、ハバナでみっちり音楽を学んだ後1995年に渡米した。 現在はNYに住み、大学教授も勤めている。
  
レゲエが似合いそうなこの髪形からは想像できないピアノだ。 キューバっぽさ、ラテンっぽさを感じさせることは全くなく、Bule Note初期のハンコックのように洗練され知的で深みがあり美しい。 現時点では2枚しかリリースしていないが、是非ピアノ・トリオで聴きたい逸材だ。

これが1stアルバムであり、ジェーン・バネット、テレス・スタッフォード、パット・マルティーノといった中堅・大物のミュージシャンをゲストに迎え仕切っている。 二曲目ほどボーカルの加わったキューバ音楽?、フォークロアのような曲が入っているが、それを除けばどの曲も充実したジャズだ。

エリオはこの夏はTHE COOKERS"というグループに加わってイタリア・ツアーを行ったが、リーダBilly Harper(ts)の他、David Weiss(tp), Elio Villafranca(p), Cecil Mcbee(b), Billy Hart(dr)という豪華メンバ、聴きた~~~い!

エリオは絶対に大物になる。 tam.ra保証印発行。 注目しよう。



【今日のぶつぶつ】
肩コリが首を伝って頭まで来た。
脳の皺に周波数を合わせた音波で共鳴させ脳味噌を解すっていうのはどうだろう。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : kb_piano

Art Pepper

art_papper_063New York Album ★★★
Label: Analogue Productions APR 3012 LP
Date: Feb. 23 1979
Personel: Art Pepper(as), Hank Jones(p), Ron Carter(b), Al Foster(dr)
Music: Night in Tunisia, Lover Man, Straight, No Chaser, Duo Blues, My Friend John
tag: brass_alto


アート・ペッパーの場合、途中で大きな中断期間があったため前期・後期という区分を以って語られますが、長い人生を送れば誰でも変わるものです。(ゲッツやエバンスのように大きな変化のない人もいますが) コルトレーンであれば初期のPrestige時代、チェットであれば後期の欧州中心時代、マイルスであれば”At Fillmore”あたりまで、これが私の好みの傾向です。 傾向、要するに敢えて言えばなのです。

それではアート・ペッパーはどうか? 敢えて言えば全部好きなのです。 確かに復帰直後は調子を落としていた時期もありますが、調子の良い日の演奏には目を見張るのもがあります。

そこでアート・ペッパーの私的ベスト3を選んでみます。(前期・後期が含まれる結果に)
1.The Complete Abashiri Concert (ビクター)
2.Surf Ride (Savoy)
3.Plus Eleven (Contemporary)


このレコードは、Galaxyから出された下記アルバムのオーティオ・ファン向け再発盤です。
Art pepper
Galaxyレーベルからは沢山のアートのアルバムがリリースされました。 復帰直後ということもありまだまだ本領を発揮できていませんが、そんな中でこのアルバムは良い出来の部類に属すると思います。 本盤はGalaxy盤と比べ、手持ちのオーディオ機器では差が出ないので売り払うことにします。




【今日のぶつぶつ】
時間は矢印のように過去から未来に進んで行くのではなく、風船が膨らむ時の表面のように無限の未来に広がって行くのです。 未来には無限の私と無限のあなたが無限の関係を持って存在するのです。 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_alto

Dicky Wells

dicky wellsLonesome Road ★★★
Label: Uptown UP27.07 LP
Date: Apr. 8-9 & 29 1981
Personel: Dicky Wells(tb), Buddy Tate(ts,cl), Dick Katz(p), George Duvivier(b), Oliver Jackson(dr)
Music: Honeysuckle Rose, Lonesome Road, I Surrender Dear, Dicky Wells' New Blues (take 1), Dicky Wells' New Blues (take 2), Black & Blue, Tweedledee Dee Dum, Dicky's Famous Break, She's Funny That Way
Tag: brass_trombone

Uptownレーベルは多くの恵まれないミュージシャンを取上げており、個人的には大好きなレーベルです。 ディッキー・ウェルズの知名度は低い、というか誰も知らないミュージシャン(云い過ぎかな?)であり、この様なレコードを発見するとゾクゾク物です。

そこでディッキー・ウェルズを紹介、
本名William Wells(1907年-1985年)、100年以上前の生まれだ。 1927年からプロとしての活動を開始し、ベニー・カーター楽団(32-33年)、フレッチャー・ヘンダーソン楽団(33-34年)、テディ・ヒル楽団(35-38年)、カウント・ベイシー楽団(38-46年、47-50年)などのビック・バンドを渡り歩く。 
この間の演奏は各ビックバンドの録音の他に”Dicky Wells In Paris”(Prestige7593)や”Giants Of Small-Band Swing”(Riverside 143,145)等で聴くことができる。(未聴)
1965年以降はアルコール依存症となり、郵便配達などで糊口を凌いでたが、1976年にカンバックしてこのレコードを録音した。

com-post(林建紀氏解説)に詳しいので、興味のある方は参照されたし。

このレコード、実はディック・カッツの名前を見つけ購入。 カッツの抜群に軽やかでモダンな、そしてスウィンギーなピアノは期待通りだ。 1950年代から付き合いがあったバディ・テイトのテキサス・テナーも豪快に飛ばす。 リーダのディッキー、時々不安定になる箇所が見受けられるが、ゆったりとしたトロンボーンが聴く者の心を大らかにしてくれる。 酔っ払いオヤジ風のボーカルも聴ける。 世代のわりにはモダンなトロンボーンだ。



【今日のぶつぶつ】
意識における生から死への変化は微分可能なのだろうか?
生から死に近づくにつれて意識の時間の進みは無限大に遅くなって行くのだろうか?

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : brass_trombone

ジャズを聴いて110年

tam.ra


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