Charlie Haden

haden_convert_20161105223534.jpgThe Montreal Tapes ★★★★
Label: Verve 314 537 483-2 CD
Date: July 1 1989
Personnel: Charlie Haden(b), Geri Allen(p), Paul Motian(dr)
Music: Blues in Motian, Fiasco, First Song, Dolphy's Dance, For John Malachi, In the Year of the Dragon
Tag: string_base


偉大なジャズ・ベーシストの一人、チャリー・ヘイデン(Charles Edward "Charlie" Haden、1937年 - 2014年)、温かみがあってシンプルだが深い、彼にしか出せない音がそこにはあった。 
略歴はこんな感じ。
1959年:オーネット・コールマン・カルテットに参加
1967年:キース・ジャレット・アメリカン・カルテットに参加
1969年:The Liberation Music Orchestraを結成
1986年:Charlie Haden Quartet Westを結成

これでは面白くないので、1959年以前を紹介しておこう。
1937年Haden Familyと呼ばれた音楽一家に生まれる。 一家は1930年から40年代にかけ中西部では名が知れた存在でラジオ番組も持っていた。 2歳でデビューしたチャーリーは、ヨチヨチ歩きでヨーデルを唄い”カウボーイ・チャーリー”と呼ばれていた。
ベースを手にした後も最初はカントリー・ミュージックをやっていて、“Ozark Jubilee,” のハウス・ベーシストとしてテレビのバラエティ放送で流されていた。 15歳となったときにポリオに罹り顔・喉に麻痺を呈し唄うのを止めた。
1951年のある夜、Charlie ParkerをフィーチャーしたJATPを見て一気にパーカーがヒーローとなった。 1957年にはLAに移り住み、Hampton Hawes、Paul Bley、Art Pepperといったミュージシャンと親交を得た。

ところでこのアルバムの魅力はジェリ・アレンの存在、セロニアス・モンクやセシル・テーラーの影が見え隠れしているが、よりモダンなアプローチで大先輩の二人を従え堂々の演奏を披露している。 結婚を機に一線を引いてしまったことは残念の一言に尽きる。

このThe Montreal Tapesシリーズは、89年のモントリオール・ジャズ・フェスティバルを8日間にわたり録音したものであり、チャーリーが連日様々なミュージシャンがコラボしています。

June 30, 1989 Joe Henderson & Al Foster (Verve/2005)
July 1, 1989 Geri Allen & Paul Motion (Verve/1998)
July 2, 1989 Don Cherry & Ed Blackwell (Verve/1994)
July 3, 1989 Gonzalo Rubalcaba & Paul Motion (Verve/1998)
July 4, 1989 休み
July 5, 1989 Charlie Haden with Pat Metheny, Jack DeJohnet (未発売)
July 6, 1989 Egberto Gismonti (ECM/2001)
July 7, 1989 Paul Bley & Paul Motion (Verve/1995)
July 8, 1989 Liberation Music Orchestra (Verve/1999)



【今日のぶつぶつ】
アメリカの大統領選のドタバタ、大国のトップを選ぶ議論がされているようには思えず心配さえ感じる。
でも日本の政治無関心社会はもっと心配。
スポンサーサイト

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : string_base

Mario Pavone

Sharpeville ★★★★
Label: Playscape PSR#J90885 CD
Date: 1988
Personnel: Pavone on bass, Pheeroan Ak Laff on drums, and both Marty Ehrlich and the late Thomas Chapin
Music: Bi Cycle, Bass Ballad, Three M, Double, Two Flutes, Sharpeville, Chimera, Aku, Ark Two, 4 Up, 1 Down
Tag: string_base


マイティー・エーリッヒ、トーマス・チェイピン、フェーローン・アクラフを揃えたマリオ・パボーンのカルテット、このアルバムの存在は知りませんでした。 渋谷DUに新入荷中古盤の先頭に並べてあった。 メンバーを見て思わずジャンプしなかったがニヤニヤ。 2アルトをフロントに配置。 しかもですよ~、故トーマス君(1998年の40歳という若さで逝ってしまった)はパーフェクトを確信していたのですがここで巡り合えるとは感激です。

Alacra Record LP 1988年に出ている 欲しいいいいううううう
1988年ってLPからCDに切り替わる谷間で枚数が少ないんですよ、でも出れば安い、欲しいいいいううううう

アルバム内容ですが予想通り、二人のフロントは冷静に装ってはいるが冷たい火花がバチバチ放電している。 そしてフェーローンはキレキレ。 メンバーだけを考えればフリー・ジャズなのだが、リーダのマリオは自分のソロ・スペースもしっかり確保、全体は筋額がしっかりまとまった1枚となっています。

上出来、LPのオリジナルが欲しいいいいううう



【今日のぶつぶつ】
マイ・レコード・ライブラリー、ストック場所が悩みの種、パンク寸前、どうしょう。
方法1.追加購入を完全ストップする
方法2.レコードを売り払いCDに全面切り替える
方法3.買った分聴かない(愛着の薄い)レコードを売却する
方法4.CDを売り払い空いたスペースをレコードに向ける
方法5.新たな置き場所確保として庭に小屋を建てる
方法6.決断できずずるずると続ける
方法7.特定のサブジャンルに絞り、その他が売却する
方法8.レコードをコピーし全て電子ファイルとする
方法9.レコードのビニールカバーを外しスペースを確保する
方法10.コレクションを完全ストップし、全てヤフオクで売却する
方法11.すべてSun Raに集中する
方法12.弟子を育成して、そいつに買わせる
方法13.箱に詰めて倉庫に積む
方法14.置けない分、毎日カバンに入れて引きずる
方法15.全コレクションを図書館に寄付し、聴きたいときはそこで聴く
方法16.すべてRorand Kirkに集中する
方法17.レコード店を開き、売りながら毎日聴く
方法18.溶かしてビニールの塊とする
方法19.中身は廃棄し、ジャケットを眺めて楽しむ
方法20.LPのレーベル部分をくり抜きコースターとして楽しむ

ダメダ、決断できない

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : string_base

MICHAEL HERRING

Micael HerringConiferous Revenge ★★★
Label: Private CD
Date: Feb. 13-14 2005
Personnel: David Binney(as), Jesse Baird(dr), William Carn(tb), Quinsin Nachoff(ts,cl), Don Scott(gu), Michael Herring(b)
Music: S-Ow-Ss, Clancy's New Belt Free Home, ...But I Don't Have the Time, The Mindtaker, Through Two Panes of Glass, Monkey, Coniferous Revenge, First Mentor, Shouting At Squirrels, Urn, Couldn't Make It Through/My Songbird
Tag: string_base


こういったアルバムは取り上げることが重要だ。
Michael Herringというベーシストの自主制作アルバム、パッケージの雰囲気だけ見るとScrewgun Records、そしてデビッド・ビニーがフィーチャーされていることで購入した。 この人がリーダである”Vertigo”というクルークから2006年にリリースされたアルバムで、2009年にドラマーだけが入れ替わった”DARK MATERIALS”というアルバムを出している。

ジャズ以外の音楽も幅広く係わっているようで、情報が少ない。
このアルバムのメンバー紹介でも一番最後に自分の名前を載せているし、演奏でも強い自己主張はない。
目立つことは好きではないようだが、ベースの演奏はしっかりしている。 2曲ほどで披露しているウォーキング・ベースは、周囲と合っていないのだが良くスウィングしている。 ベースはこう弾くんだと太く一音一音がはっきりとしたソロは耳を傾けるだけの技量を示している。

”Featuring David Binney”となっているが主役そのもの、デイビッド・ビニーを中心に聴くには好アルバムだ。



【今日のぶつぶつ】
鍵を二重三重にかけ、地震、火事で逃げ遅れる。
鍵をかけずに泥棒に入られる。

どちらを選ぶか意見が対立している。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : string_base

Don Falzone

Don FalzoneStand Clear of the Closing Doors ★★★★
Label: Private CD
Date: Feb. 2008
Personnel: Don Falzone(b), Donny McCaslin(ts,ss), Bruce Saunders(e-gu), Eric Halvorson(dr), Maúcha Adnét(vo), Adam Rogers(a-gu), Mark Lambert(a-gu), Werner Gierig(fender)
Music: The Phoenix, Cocoon, Wish It Were True, Mastadon, Refugees, Cubarab, Another Fall, Goodbye Lullabye
Tag: string_base


30年以上ニューヨークで活動を続けているとのことで遅すぎたデビュー作。 まったく知らないベーシストのアルバムだったが、ご贔屓のDonny McCaslin目当てで買いと決めた。

ところがだ、ドン・ファルゾーンにはびっくりした。
このベース・ワークは一音一音の存在感が大きくチャーリー・ヘイデン同様の独自性を感じる。(方向性は違うが) これまでずっとサイドマン、その活動はジャズに限らずフォーク、R&B、ブルース、ポップス、ダンス音楽、そしてサウンドトラックと幅広い。 2011年には2枚目のCD、”August Quartet”をリリースしている。(John Hart、Jed Levy、Eric Halvorsonを伴ったカルテット) 

ところで本アルバム、何と言っても最初の2曲、”The Phoenix”と”Cocoon”が抜群に素晴しい。 クールなブラジル音楽を思わせる趣はドンの作曲能力の底力を見せつけている。 マウーシャ・アドネット(リオ・デ・ジャネイロの生れ)のボーカルはメロディーを軽くハミングするだけだが色彩を与えている。 そしてデュエットするマッカスリンが最高に気持ちよくスウィングしており、思わず上手いと唸ってしまう。 これまでと違ったマッカスリンの姿が見えた。 そしてベース・ソロは強力で独特のリズム感が気持ちよく響く。

この2曲だけで、星4つ。



【今日のぶつぶつ】
『苦労ばかりの人生だったよ』
施設に入っている70歳ほどの老人がぽつりと呟いた。

tam.raの人生のこれまで...
苦労らしい苦労はしてきていない。

あの老人のあの言葉、残念だが理解できていないのだろうな!

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : string_base

Malachi Favors Maghostut

album-7.jpgLive At Last ★★★
Label: Rogueart ROG-0005 CD
Date: Oct. 10&16 2003
Personnel: Talkin' To You, Au Privave, Maghostut, Electric Elephant Dance, Beware Of The Wolf, My Babe
Music: Malachi Favors Maghostut(b), Hanah Jon Taylor(ss,ts,fl,key), Vincent Davis(dr)
Tag: string_base


マラカイ・デイバース、そして切っても切れないArt Ensemble of Chicago(AEOC)を紹介しよう。

マラカイは1927年ミシシッピー生まれ、 Wilbur Wareを聴き15歳でベースを始める。
初期の活動では、ガレスピー、フレディ・ハバードなどの名前が挙げられるが録音は残されていない。 最初のレコーディングは1953年テナー奏者ポール・バスコムとのセッション(未聴)、知られた録音としては1955年のアンドリュー・ヒルのファースト・アルバム”So In Love”(Warwick)がある。

Association for the Advancement of Creative Musicians(AACM)の創設者であるピアニストMuhal Richard Abramsが近所仲間であったことから、結婚式に参加した時にアルトを演奏したRoscoe Mitchellを紹介され知った。 こんな背景があって1961年にMuhal Richard AbramsのExperimental Band、1966年にRoscoe Mitchellのカルテットに参加した。 このカルテットには、AEOCの中核となるメンバー(Roscoe Mitchell、Lester Bowie、Malachi Favors)が参加しており、”Sound”(Delmark)として録音が残されている。
翌年にはRoscoe Mitchell Art Ensembleの名前で同メンバーは活動を継続、1967年にはAACMのメンバーであった Joseph Jarman(sax)とPhillip Wilson(dr)が加わった。 1969年にPhillip Wilsonが抜けメンバーはパリに移動の拠点を移す。 ここで初めてAEOCを名乗り、かの名盤ブリジット・フォンテーヌの"Comme à la radio"『ラジオのように』を録音、その後1970年になってパリでSteve Lacyらと活動していたドラマーDon Moyeが加わり黄金クインテットのメンバーが固まった。

Lester Bowie(tp) 1941 – 1999
Roscoe Mitchell(sax) 1940 -
Joseph Jarman(sax) 1937 -
Malachi Favors(b) 1927 - 2004
Don Moye(dr) 1946 -

1993年、合気道と禅に集中するとJarmanが抜け(その後復帰)、1999年にはBowieの死、2004年のFavorsの突然の死、紆余曲折を経てグループはメンバーを入れ替え2006年に”Non-Cognitive Aspects of the City”(Pi Recordings)をリリースした。 

マラカイは、AEOC以外にもSunny Murrary、Archie Shepp、Dewey Redman、Ahmed Abdullah、Fred Anderson、Kahil El'Zabar's、Wadada Leo Smithなどの録音にも参加している。 また1999年にはシカゴ在住の日本人ベーシスト青木タツとDOU作品”2x4”(Southport)がリリースされている。(タツさん、ドン・モイエ、ロスコー・ミッテェルともDOU作品を録音している)

マラカイを聴くには、やはりAEOCのアルバムが良いでしょう。
1969年の”A Jackson in Your House”(BYG)から1984年の”Among the People”(Praxis)、どれも素晴しいのですが敢えてベスト3を選んでみます。
People In Sorrow『苦悩の人々』( Pathé-Marconi 1969年)
Les Stances a Sophie( Pathé-Marconi 1970年)
Bap-Tizum(Atlantic 1972年)

ところでこのアルバム、★3つ、普通です。



【今日のぶつぶつ】
今日やったこと、
切れないノコギリで裏の家に伸び出た木の枝落し、
庭畑に腐葉土、鶏糞、石灰を撒き、ホウレン草の種まき、
以上。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

tag : string_base

ジャズを聴いて110年

tam.ra


- tam.ra profile -
- sun.ra page -
- My Home Page -
2016年8月20日最終更新

ブログ内検索
最近こんなの買いました
皆様からのご意見
月別アーカイブ
11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03 
何人来てくれたかな
今何時?
投稿カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
投稿記事の分類
楽器別分類
ブログ友達
最後に Push !
にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ 人気ブログランキングへ blogram投票ボタン