George Schuller
like before, somewhat after ★★★★
Label: Playscape PRS#060607 CD
Date: Jun 5,6 2007
Personnel: Donny McCaslin(ss,ts,a-fl),Brad Shepik(gu), Tom Beckman(vib), Dave Ambrosio(b), George Schuller(dr), Jamey Haddad(perc)
Music: Dew Point, Common Mama, Survivor's Suite (pt 1), Survivor's Suite (pt 2), Rotation, De Drums, Back to School, Encore, b
Tag: perc_drums
先週も取り上げたGeroge Schullerのアルバムをゲットしました。
それも2枚同時に。
このアルバムは”Circle Wide”と名乗ったグループからの2枚目のリリース。
先週のアルバム”round'bout now”はマイルスがフュージョンに片足を踏み込んだ時代、'like Circle in the Round'、'Filles de Kilimanjaro'、'Water Babies'、'In A Silent Way'あたりに捧げたものに対し、こちらは1970年代初頭、その時代の中核に位置したグループであったKeith Jarrettのアメリカン・カルテットに捧げられたアルバムとなっています。 全8曲中6曲がキースの作品で、以下のアルバムから選曲されています。
Common Mama: Expectations (1971, Columbia)
Survivor's Suite: Survivors' Suite (1976, ECM)
Rotation: Mysteries (1975, Impulse)
De Drums: Fort Yawuh (1973, Impulse)
Encore, b: Eyes of the Heart (1976, ECM)
全曲においてMcCaslinがフィーチャされているが、2曲目”Common Mama”ではドラムとパーカッションをバックにTom Beckmanのバイブが冴え渡たっており、ゲイリー・バートンを思わせる好演だ。 この曲の後半に入り込むBrad Shepikのギターが凄いことになっています。 tam.raの中ではクールなイメージであったのでちょっと意外、でも好きです。
大作”Survivor's Suite”ではDonnyがアルト・フルート、ソプラノで頑張っています。 そしてバイブとのDUOでフィーチャされているベースの重たいこと、チャーリー・ヘイデンに負けていません。 この曲は”良くぞ取り上げてくれた”と拍手を送りたい。
5曲目はMcCaslinの独壇場、咆えまくっています。 この人は上手い。
Tenor Tantrums ★★★★
Label: New World Records 80522 CD
Date: 1999
Personnel: Tony Malaby(ss,ts), George Garzone(ts), Ed Schuller(b), George Schuller(dr), Dave Ballou(tp)
Music: Free, Slightly Round, URWUP, Tenor Tantrums, Loose Bloose, The Symptoms, Boogie Two Shoes, Nameless, No Hazmats
Tag: perc_drums
こちらは”Circle Wide”以前の録音でフロントには超強力なテナー2人、トニー・マラビーとジョージ・ガゾーンを配し、2曲にデイブ・バロウを招いた構成となっています。 2テナーは強力であることは理解できますが、1+1=2とはなっておらず、どちらか一人でも良かったのではと思わせ勿体ない。 ロリンズとコルトレーンは別々に聴きたいのと同じです。 とは言うもののTenor Tantrumsは凄い、そしてDave Ballouが入った2曲が意外と良い。 こちらは兄のEd Shullerが一緒しています。
ジョージ・シュラーは決して卓越したドラマーではありませんが、コンポーザとしての実力は大した物だと言ってよいでしょう。
【今日のぶつぶつ】
.us.archive.orgからのクロールがあった。
アメリカのインターネット・アーカイブ(The Internet Archive)は、ウェブ上の情報のスナップショットを保存しまくっているそうだ。 自分のブログが永遠に、100年も1万年も蓄積されるとしたら嬉しいことだ。(1回しか訪問がないので、アーカイブされてはいないようですが)
Label: Playscape PRS#060607 CD
Date: Jun 5,6 2007
Personnel: Donny McCaslin(ss,ts,a-fl),Brad Shepik(gu), Tom Beckman(vib), Dave Ambrosio(b), George Schuller(dr), Jamey Haddad(perc)
Music: Dew Point, Common Mama, Survivor's Suite (pt 1), Survivor's Suite (pt 2), Rotation, De Drums, Back to School, Encore, b
Tag: perc_drums
先週も取り上げたGeroge Schullerのアルバムをゲットしました。
それも2枚同時に。
このアルバムは”Circle Wide”と名乗ったグループからの2枚目のリリース。
先週のアルバム”round'bout now”はマイルスがフュージョンに片足を踏み込んだ時代、'like Circle in the Round'、'Filles de Kilimanjaro'、'Water Babies'、'In A Silent Way'あたりに捧げたものに対し、こちらは1970年代初頭、その時代の中核に位置したグループであったKeith Jarrettのアメリカン・カルテットに捧げられたアルバムとなっています。 全8曲中6曲がキースの作品で、以下のアルバムから選曲されています。
Common Mama: Expectations (1971, Columbia)
Survivor's Suite: Survivors' Suite (1976, ECM)
Rotation: Mysteries (1975, Impulse)
De Drums: Fort Yawuh (1973, Impulse)
Encore, b: Eyes of the Heart (1976, ECM)
全曲においてMcCaslinがフィーチャされているが、2曲目”Common Mama”ではドラムとパーカッションをバックにTom Beckmanのバイブが冴え渡たっており、ゲイリー・バートンを思わせる好演だ。 この曲の後半に入り込むBrad Shepikのギターが凄いことになっています。 tam.raの中ではクールなイメージであったのでちょっと意外、でも好きです。
大作”Survivor's Suite”ではDonnyがアルト・フルート、ソプラノで頑張っています。 そしてバイブとのDUOでフィーチャされているベースの重たいこと、チャーリー・ヘイデンに負けていません。 この曲は”良くぞ取り上げてくれた”と拍手を送りたい。
5曲目はMcCaslinの独壇場、咆えまくっています。 この人は上手い。
Tenor Tantrums ★★★★
Label: New World Records 80522 CD
Date: 1999
Personnel: Tony Malaby(ss,ts), George Garzone(ts), Ed Schuller(b), George Schuller(dr), Dave Ballou(tp)
Music: Free, Slightly Round, URWUP, Tenor Tantrums, Loose Bloose, The Symptoms, Boogie Two Shoes, Nameless, No Hazmats
Tag: perc_drums
こちらは”Circle Wide”以前の録音でフロントには超強力なテナー2人、トニー・マラビーとジョージ・ガゾーンを配し、2曲にデイブ・バロウを招いた構成となっています。 2テナーは強力であることは理解できますが、1+1=2とはなっておらず、どちらか一人でも良かったのではと思わせ勿体ない。 ロリンズとコルトレーンは別々に聴きたいのと同じです。 とは言うもののTenor Tantrumsは凄い、そしてDave Ballouが入った2曲が意外と良い。 こちらは兄のEd Shullerが一緒しています。
ジョージ・シュラーは決して卓越したドラマーではありませんが、コンポーザとしての実力は大した物だと言ってよいでしょう。
【今日のぶつぶつ】
.us.archive.orgからのクロールがあった。
アメリカのインターネット・アーカイブ(The Internet Archive)は、ウェブ上の情報のスナップショットを保存しまくっているそうだ。 自分のブログが永遠に、100年も1万年も蓄積されるとしたら嬉しいことだ。(1回しか訪問がないので、アーカイブされてはいないようですが)
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tag : perc_drums
コメントの投稿
No title
tam.ra さん こんばんは
おおっ、2連発!
McCaslinとともに、やはりShepikもおもしろそうですね。
先日、探した時は、このアルバムには出会えませんでした。
運も良ろしいようで。
MalabyとSchullerの組み合わせも、何かSomethingの予感。
おおっ、2連発!
McCaslinとともに、やはりShepikもおもしろそうですね。
先日、探した時は、このアルバムには出会えませんでした。
運も良ろしいようで。
MalabyとSchullerの組み合わせも、何かSomethingの予感。
Re: No title
J Worksさん こんばんは
> McCaslinとともに、やはりShepikもおもしろそうですね。
Brad Shepikのリーダ・アルバムは1枚しか持っておらず、これを基準に
トリスターノ派に近いギタリストだと思い込んでいました。
その1枚は、SHORT TRIP(KnittingFactry)ですが。
こちらのアルバムではロック色が出てギンギンに弾いているトラックが
ありちょっとびっくりでした。
Gorge Schullerというドラマー、アルバム作りが上手そうでリーダ作品
は外れなしかもしれません。
> McCaslinとともに、やはりShepikもおもしろそうですね。
Brad Shepikのリーダ・アルバムは1枚しか持っておらず、これを基準に
トリスターノ派に近いギタリストだと思い込んでいました。
その1枚は、SHORT TRIP(KnittingFactry)ですが。
こちらのアルバムではロック色が出てギンギンに弾いているトラックが
ありちょっとびっくりでした。
Gorge Schullerというドラマー、アルバム作りが上手そうでリーダ作品
は外れなしかもしれません。